1947-11-15 第1回国会 衆議院 鉱工業委員会 第34号
○伊藤委員長 ただいま十二日の西尾官房長官談の件につきましては、政府から正式にはもちろん、西尾官房長官からも、さような正規な申込みというものを、委員長は受けておらぬのであります。
○伊藤委員長 ただいま十二日の西尾官房長官談の件につきましては、政府から正式にはもちろん、西尾官房長官からも、さような正規な申込みというものを、委員長は受けておらぬのであります。
すなわち西尾官房長官談として、私が西尾官房長官を内閣の代理人として、世耕代議士を告訴することにいたしたというふうに出ておるが、その通り間違いないかというお尋ねであつたのであります。そこで私は、この新聞記事については、自分は西尾官房長官と相談の上、談話を發表して載せてもらつたものではないのであつて、このことには自分は關與しておらない。しかもそれは二つの點において自分の考えと違つておる。
新聞が勝手に書いたものであるといえばそれまででありましようけれども、しかしここには西尾官房長官談として、そして司法檢察の面に対して最も権力をもつておる司法大臣の名前をことさらここへ引出して、そしてすべてを鈴木法相とともに相談をしてやつておるのだというようなことで、一面には何か威嚇でも與えるがごとき口吻を漏らしておるとさえも考えらるるこういう記事、これを出したということはまことにこれは遺憾であります。