1997-05-16 第140回国会 衆議院 環境委員会 第8号
昭和三十二年に西堀隊長の第一次隊で始まりましたが、この昭和基地、ちょうど四十年。この間の成果、また負の成果も含めてお知らせをいただきたい。そしてまた、日本の南極観測の今後の課題、これは何でしょうか。これは文部省さんですか。 〔委員長退席、小林(守)委員長代理着席〕
昭和三十二年に西堀隊長の第一次隊で始まりましたが、この昭和基地、ちょうど四十年。この間の成果、また負の成果も含めてお知らせをいただきたい。そしてまた、日本の南極観測の今後の課題、これは何でしょうか。これは文部省さんですか。 〔委員長退席、小林(守)委員長代理着席〕
○説明員(岩本渉君) 確かにおっしゃるとおり、第一次越冬隊の西堀隊長の書かれた「南極越冬記」などを読みますと、ウラニウムのことが書いてあるわけでございますけれども、その後、これが果たしてウラニウムかどうかというのは再確認はできていないわけでございます。
今後問題になるのはあとで永田隊長から伺いたいと思うのですが、西堀隊長個人の考えでけっこうですが、今の昭和基地の家屋、器材、もっと大きなものは領土権の問題、こういうことがいろいろ問題になってくると思うのです。そういう点についての今の問題と関連して、西堀さんはどういうふうにお考えになっておるのか。これは文部省にいろいろ伺う参考のためにその点についてもう一点だけお伺いしたいと思います。
○佐藤(觀)委員 本年は不幸にして本観側ができませんが、あのままに捨てておいていいものであるかどうか、また日本だけが参加できないことになるが、今後継続するのには、一年休むと差しつかえができると思うのですが、そういう点について西堀隊長はどういうふうにお考えになっておるか、ちょっとお伺いしたい。
私たちがあなた方に対していろいろ質疑をするというようなことは、何かあとでいろいろそれがために無理なことを言うのじゃないかというような考えがしますが、将来の大成を期する意味において、また参考にする意味において、西堀隊長から二、三の点についてお伺いしたいと思うのであります。 先ほど西堀隊長は、昭和基地が適当な地域であったというようなお話がございました。
○国務大臣(松永東君) 先日来、越冬隊の西堀隊長並びに永田隊長あたりと何回もお目にかかりまして、そうしていろいろ話は承わりました。しかしまだあの人あたりも、具体的にこうした方がいいとか、こうすべきであるとかいうような意見の開陳はございません。それはお説の通り、学術会議あたりに御報告の上で確固たる計画が立てられるであろうと思います。
○佐藤(觀)委員 統合本部が今日決議いたされますまでに、現地の永田隊長あるいは西堀隊長からいろいろ決意が来たといわれております。密書が来たといわれておりますが、そういうものは国民が非常に心配しておりますのでここで一つ公表していただきたいと思います。
○佐藤(觀)委員 永田、山本両氏の御苦労の一端の話を聞いて非常にわれわれも参考になったわけですが、先回の御苦労はもとよりでありますけれども、西堀隊長以下十一名なお残っておられますし、国民も非常に期待を持っておりますので、でき得る限り一般の人々にこの前のような心配をかけないように、一つ万全の措置をとられることを要望いたしまして私の質問を終ります。