2003-07-18 第156回国会 参議院 外交防衛委員会公聴会 第1号
しかし、軍事専門家の末席を汚す者として申し上げますと、自衛隊、そして現在のドイツ軍、あるいは旧西ドイツ国防軍は海を渡って外国を侵攻できない構造になっているということを知らなければ、この問題を語ったことにはならないわけであります。自衛隊も、それから旧西ドイツ国防軍も発足のとき、言葉を換えますと、再軍備のときに米国が日独両国の軍事的自立を阻止するために規制した結果でございます。
しかし、軍事専門家の末席を汚す者として申し上げますと、自衛隊、そして現在のドイツ軍、あるいは旧西ドイツ国防軍は海を渡って外国を侵攻できない構造になっているということを知らなければ、この問題を語ったことにはならないわけであります。自衛隊も、それから旧西ドイツ国防軍も発足のとき、言葉を換えますと、再軍備のときに米国が日独両国の軍事的自立を阻止するために規制した結果でございます。
西ドイツで受けた第二の印象というのは、今西ドイツでは日本と同様、NATOあるいは西ドイツ国防軍の超低空訓練問題が大変大きな問題になっているということに関してです。 団長報告でもありましたが、私どもはホッペン連邦軍第三十六爆撃航空基地を訪問して、ここでいろいろな話を聞きましたが、その一つは、ビデオ放映つきで超低空訓練についてのかなり詳しい話を聞かせていただきました。
アメリカと西ドイツの戦時HNS協定はこのことをはっきりと規定していまして、もっぱら米軍施設を守るために西ドイツ国防軍がこの核・化学戦において汚染除去を義務づけられているわけでございます。日米間でこれから進められる有事来援研究でこの核・化学戦想定の汚染除去の問題が含まれるとなると、これは重大だと思いますけれども、外相、これはどうお考えになるでしょうか。
かつて、西ドイツ国防軍は、二回にわたる第三者機関の国防軍内部解析、いわゆるシステム解析の手法を導入いたしまして、一年半にわたる綿密な内部点検を行いました。
この間も西ドイツのほうでいろいろ聞いてまいりますと、西ドイツのシュトラウスさんも国防大臣も、新しい武器や車両の調達をやめても人間性尊重の予算をつくるのだ、そのことが西ドイツ国防軍の士気を高める、モラルを高めるのだ、全体としての力を大きくするということを言いまして、一九七〇年の予算の編成がえをいまなされつつあるのだそうであります。
現在の西ドイツ国防軍は、このようにほとんどが旧ナチス軍の指揮者によって指揮されておるのであります。こういうふうに、現在ナチスへの復活の情勢が西独に現われており、あのかちかちの反共主義者が日本に来て反共ということを言うから、そこで私どもはこれを問題にせざるを得ない。岸首相も、自他ともに任じておられる反共主義者であります。その岸首相が……。 〔発言する者多し〕