1983-08-04 第99回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
視察中も、台風襲来期に備え懸命にブルドーザーで応急復旧を行っておりました。また、この川の上流の山々は方々で崩れ落ち、濃い緑の山腹はつめ跡のような赤い地肌をさらしておりました。その一つが十五人の痛ましい死者を出した中場地区であるとのことでありました。
視察中も、台風襲来期に備え懸命にブルドーザーで応急復旧を行っておりました。また、この川の上流の山々は方々で崩れ落ち、濃い緑の山腹はつめ跡のような赤い地肌をさらしておりました。その一つが十五人の痛ましい死者を出した中場地区であるとのことでありました。
それから、その後は昭和五十年の八月十五日に開かれて、当面の防災対策の推進についてということでこれをお決めになって、そして台風の襲来期に備えてとか、震災対策の強化推進、都市防災化の推進、防災体制の強化及び防災意識の高揚、地震予知の推進と、先ほど言われたような、そういうことをおやりになっている。ただこの二回だけですね。二回だけしかやってないんです、四十六年以降。
その防災白書は昨年八月十五日の中央防災会議の決定の趣旨に沿っているものでありますけれども、台風襲来期に備えての対策と震災対策の強化推進及び石油コンビナート防火対策について重点的に取り組んでいきたい、こううたわれているわけであります。私は石油コンビナートの防災対策及び海上防災対策につきまして、以下政府の行政姿勢をただしたいと思います。
○鈴木説明員 林野庁関係の治山事業につきましても、セメントの不足によりまして、近畿、中国、四国地方を中心といたしまして予定より若干おくれているような状況でございますが、四十八年度の災害復旧事業につきましては、梅雨期、台風襲来期までにぜひともやりたいというようなことで、都道府県を通じまして災害復旧事業に優先的にセメントを供給していただくよう指導しているところでございます。
一応現在の計画といたしましては、当初一月末を予定しておりましたが、若干工程がおくれまして二月の中旬になると思いますが、それまでに一応応急復旧を終わりまして、直ちに本復旧にかかり、来年の台風襲来期前までに一応暫定復旧、原形まで復旧を終わる、大体こういうような方針で計画も進め、また鋭意工事を進めております。
そういう状況から見ますれば、来年の台風襲来期までには、とうてい現地民に安心感を持ってもらうまでにはいかないと思うのでありますが、どうでありましょうか。
これらの点については、従来から施行規則等でいろいろ内容のことが書かれておりまするけれども、今後、こういうものを活用しながら、関係するところの人々が、台風の襲来期に備えて、自分の関係する堤防の強度がどういうものまで耐え得るか、そういうことを十分周知せしめるという点について、どう考えておられるか、お伺いしたいと思います。
こういう長期湛水状態が二カ月あるいはニカ月半も起こるという事態、こういう姿を見た場合に、私どもは、いわゆる堤防等の仮締め切りという工法、これは、現在サンド・ポンプでやるとか、その他の方法でいろいろやられておりまするが、諸外国の例、あるいは従来の災害の教訓、こういうものから見て、予算が少々かかっても、一番早くでき上がるのはどういう工法か、こういうことについても、やはり積極的に検討を加え、そして、台風襲来期
同時に、御承知のように、三重県でも南部方面は、たまたま満潮期と台風の時期が合致しなかったために被害を受けなかったということになりましょうけれども、あれが満潮期と台風の襲来期と同じ歩調で来た場合には、南部地域といえども安全ではないという結論が出ておるのですが、これ以上私は議論しようとは思いません。台風十五号等のこの災害対策においては、十三号の経験、そういうものを生かしてやってもらいたい。
今回の補正予算を組みました根本的な考え方は昨日申し上げた通りでございまして、関係大臣からも申しておりますように、農地においては来年の作付に間に合うように、また河川等につきましては台風襲来期前に一応の工事を完成し得るように、また、校舎等につきましても重ねて災害をこうむらないように、堅牢建築ということを大幅に取り上げる方針で予算を計上いたしたつもりでございます。
第二に、今次災害において、高潮による被害が激甚であったことにかんがみ、科学的にも検討を加え、大規模な海岸堤防事業等、新たな構想による高潮対策を講ずるとともに、公共土木施設等の復旧の充実をはかり、特に、明年の台風襲来期までに重要な河川及び海岸の被災堤防の復旧を促進することとし、これらに要する経費として二百二十一億円を計上いたしました。
第二に、今次災害において、高潮による被害が激甚であったことに顧み、科学的にも検討を加え、大規模な海岸堤防事業等新たな構想による高潮対策を講ずるとともに、公共土木施設等の復旧の充実をはかり、特に、明年の台風襲来期までに重要な河川及び海岸の被災堤防の復旧を促進することとし、これらに要する経費として二百二十一億円を計上いたしました。
以上が茨城、長野両県の調査の結果でありますが、この際私たち派遣委員一行の到達した見解をごひろういたしますと、六月、八月の豪雨による被害は、各地ともに当初の予想よりもはるかに大でありまして、被害箇所の復旧対策を講ずることが先決の問題であり、九月十日の台風襲来期を目前に控えまして、今般の災害地帯の復旧工事こそ緊急に緊急を要するものであり、これらの遅延はさらに数倍する災害を招くおそれを感ずるものであります