2014-04-03 第186回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
○国務大臣(林芳正君) この蚕糸業でございますが、かつて生糸の輸出を通じて我が国の経済発展を支えていただいた主要な産業でありまして、現在においても主産地である群馬県などの中山間地で米、野菜等との複合作物の一つになっているわけでございます。
○国務大臣(林芳正君) この蚕糸業でございますが、かつて生糸の輸出を通じて我が国の経済発展を支えていただいた主要な産業でありまして、現在においても主産地である群馬県などの中山間地で米、野菜等との複合作物の一つになっているわけでございます。
また畑作地帯、中山間地域の農業経営において複合作物として重要な位置を占めており、農業経営の安定、地域経済の発展に寄与してきた。この養蚕は年々減少して、養蚕農家は昭和五十年には二十四万八千戸あったけれども、現在ではその二割の五万二千戸になってしまった。こうした状況が続いていくとするならば、まさに我が国の養蚕、繭糸は壊滅的な状況になってしまうと思うんです。 そこで、率直に数字について伺いたい。
何とか農業を安定したい、稲作だけでは、年一回の収入では、また労力の配分からいっても何とかこれを安定したいということから、いろいろ考えたのでございますが、何しろ私たちのところは日本一の豪雪地帯、今現在でも二メートルからあるところでございますので、本当になかなかいい複合作物がないのでございます。
そこで、私は本日は主として蚕糸業の問題について質問したいと思いますが、蚕糸業が我が国の伝統的な産業であり、養蚕は畑作地域における農業経営上主要な複合作物として定着しており、養蚕でなくてはならない地域もある。ところが、最近の蚕糸業を取り巻く情勢は極めて厳しく、このまま推移していくならば我が国の蚕糸業は崩壊してしまうことが必至でありますけれども、日本から蚕糸業をなくしてはいけない。
日本におきましても複合作物の栽培、殊に水田においてもレンゲその他裏作栽培等の努力、さらに家畜の飼育による厩肥生産と相まって地力増進の努力がなされてきたわけでございます。 しかし、植物成長に無機栄養論が科学的実験分析の結果として確認されてから、このような志向は現在のような金肥依存の体質を増大してきていると思うのでございます。
しかし、これは山村や農村において農業経営上重要な複合作物の一つであると認識しております。この繭糸価格安定制度の運営等を通じて養蚕業の保護育成を図ってきたところでございます。
しかし、山村及び農山村において農業経営上重要な複合作物の一つであると認識しております。繭糸価格安定制度の運営等を通じて養蚕業の保護育成を図っていくところでございます。しかしながら、最近における養蚕業をめぐる情勢は、生糸需給の大幅な不均衡に見られるように極めて厳しい情勢にございます。今後養蚕業の保護及び繭糸価格安定制度の維持を図るためには、生糸需給の動向に即応した減産もやむを得ないと考えております。
○政府委員(二瓶博君) 養蚕業につきましては、これは何といいましてもやはり農山村あるいは畑作地域におきまする農業経営上重要な複合作物の一つでございます。農家経済面あるいは地域社会の面にも大きく貢献をしておるということでございます。
特に、山村地域につきましては、一般的な養蚕経営地規模の拡大なり生産性の向上を図るという角度の高能率養蚕営農型事業という補助事業を仕組んでございますが、こういう事業のほかに、特に菌蕈類なりあるいは畜産との複合経営に着目いたしまして、複合作物が相互に補完し合って収益性を高めるという角度の山間地養蚕営農型の事業という補助事業も考えて実施をいたしております。
農林水産省といたしましては、畑作地帯なりあるいは農山村地帯といったところを考えますと、土地利用型の農業としてぜひともこれを振興していく必要があるということとともに、農業経営の面から申しましても、複合作物といったような観点で農家経済に大きく寄与しているというふうに考えておりますし、また、御案内のように、わが国は世界最大の絹の消費国でございますが、それと同時に、生糸あるいは繭の最大の生産国でもあるわけです