1975-06-03 第75回国会 衆議院 農林水産委員会 第24号
○井上(泉)委員 それでは、そういう大規模な研究をやってきたが、これがどうも飼料用にいけるぞということで、大日本インキ会社だとかその他の会社が飼料たん白を製造化しようとして、それが物すごい攻撃にあって批判にさらされてやまったわけで、そして農林大臣としても、そういう心配のあるものは使うようなことはしないという発言をせざるを得なくなってきたわけでありますけれども、そういう研究のデータ、研究の結果の知識というものについて
○井上(泉)委員 それでは、そういう大規模な研究をやってきたが、これがどうも飼料用にいけるぞということで、大日本インキ会社だとかその他の会社が飼料たん白を製造化しようとして、それが物すごい攻撃にあって批判にさらされてやまったわけで、そして農林大臣としても、そういう心配のあるものは使うようなことはしないという発言をせざるを得なくなってきたわけでありますけれども、そういう研究のデータ、研究の結果の知識というものについて
同時にまた、私はこれは工業化され、製造化され、企業化されるわけでありますから、その面からもこれは一体どういうふうに把握していかれるのかということが問題になると思いますから、その二点については特に一ぺん根本的な考え方をひとつ承りたいし、もっとそれをひとつ深めて、そういう危険の一切ないような方向にやってもらいたいというのが私の発想の起点であります。
同時に、会社としましては、次に発展する技術であろうということで製品の製造化を行ないまして、昭和三十五年に山梨県だけで大体八十ヘクタールの処理を行なわれました。その過程において協和と武田両社が製造して販売にかかったわけなんでございます。その試験はいま行なっているものそのままで、それが普及に回ったんであって、いま淡谷先生がおっしゃったような浸漬法によって試験が成功しております。
そうして一方において、先ほど有澤先生も承認されましたように、在来炉、実証炉につきましてはこれを国産化しよう、国内製造化しようという方針がまた明らかに掲げられておると思います。この中にも、この一五ページにはっきりと「在来型炉の建設に際しては、」というところから書いてありましょう。
したがって、これは政治答弁、大臣答弁でなければ、要するに政府の施策を、従来のような単なる研究費を出すとかあるいは委託費を出すとかということではない、国の予算、国の金を直接使う計画をもっと立てなければ、ほんとうの、言うならばメーカーを先頭に立てての国産化、国内製造化はきわめて困難だという前提に立って、私はその施策を求めているわけです。したがって、局長の答弁でこれ以上求めることは無理だと思います。
そしてこれをやるという意味は、ほんとうのことを言うと、私が先ほど来有沢先生との間に話し合っておるところの国産化、国内製造化の問題と取り組むということでなければ意味がないと思う。ひとつその辺の所見をはっきりとお聞かせ願いたいと思います。これからまだ五年先も百万キロや二百万キロの原子力発電はエネルギーバランス上は必要でないのです。
電力が必要じゃないのにもかかわらずそれに取り組もうというのは、この技術を早く修得することと、修得過程を通じて、それを日本で国内製造化——国産化ということばが悪ければ国内製造化、各材料からすべてこれを国内製造化していくことだと思うのだが、そのプランがなければ、私はほんとうをいうと、この二、三年の間にいま何だか海のものとも山のものともわからぬ発電炉に取り組むということに対しては疑問なんです。
ところがここに一つ問題がございましたのは、渡しますのは製法特許でありまして、技術指導を伴っておりまして、技術指導が終らなければ——この特許は従来日本でやかましくいわれながら、日本ではまだ現実化されてない、開発銀行も現実にこれに対して金を出そうという状態でありながら、どういうことであるか、立川研究所に対してはなかなか政府資金が出なかったものでございますから、日本で現実に製造化が行われておらなかったものであります