1956-03-19 第24回国会 衆議院 社会労働委員会 第21号
十七円八十銭の中には、いわゆる人件費が幾らで、製薬技術料が幾らか。人件費というのは技術料が幾らで、いわゆる人件費が幾ら入って、諸経費が幾ら入って、それに医療における材料費といいますか、そういうものが幾ら入っているか。これを出れば、十七円八十銭が適正なものであるかどうか、医療と同じメスが加えられる。そうすればわれわれとしては、ビタミン十七円八十銭は薬価基準で定められておるが、これは高い。
十七円八十銭の中には、いわゆる人件費が幾らで、製薬技術料が幾らか。人件費というのは技術料が幾らで、いわゆる人件費が幾ら入って、諸経費が幾ら入って、それに医療における材料費といいますか、そういうものが幾ら入っているか。これを出れば、十七円八十銭が適正なものであるかどうか、医療と同じメスが加えられる。そうすればわれわれとしては、ビタミン十七円八十銭は薬価基準で定められておるが、これは高い。
製薬業についても、いわゆる製薬技術料と製薬の原料というものを原価主義でいく、もしそれができないならば医療費体系は根本がこわれてしまって、医者と薬剤師だけに、お前たちの使うものは原価主義で一文も手数料をとることができないという理論は成り立ってこない。その点大臣のお考えを率直に述べていただきたいと思います。
物というもの、原料というものは、原価主義で製薬技術料をつけるだけのものにやっていきますということを言明されたのです。私は、医薬分業で医薬双方が争う前に、まずわれわれのみ統制の中に入って、自由経済に放任せられておる製薬業にメスを入れるべきだと思うのでございますが、一つ三者の率直な意見を述べてもらいたいと思う。
調剤技術料と薬価の分離をやつたように、もう一つおろして、製薬技術料と製薬に使つておる原料とを分離してしまう。ここまで行くと、そこからロスがどんどん出て来ます。広告費だけで五、六十億のロスが出て来るのです。こういう点を根本的にやる以外にないところまで来ているのです。現在の日本の医療費というものは、これ以上患者が負担できないことは社会保険で試験済みなんです。