1993-02-22 第126回国会 衆議院 決算委員会 第2号
源進レーヨンという会社で、南朝鮮唯一の人絹製糸企業で、一九六六年より操業を開始、CS2中毒による労災認定患者が百七十六人も出てくるということで、国会でも大問題になった。そして、それらの諸君たちが、認定をしないというので、それで亡くなった人を会社の入り口に置いて、そうして百数十日間にわたるところの、何で認定できないんだ、葬式もやれるかといって死体を置いて闘っている姿が新聞で報道されている。
源進レーヨンという会社で、南朝鮮唯一の人絹製糸企業で、一九六六年より操業を開始、CS2中毒による労災認定患者が百七十六人も出てくるということで、国会でも大問題になった。そして、それらの諸君たちが、認定をしないというので、それで亡くなった人を会社の入り口に置いて、そうして百数十日間にわたるところの、何で認定できないんだ、葬式もやれるかといって死体を置いて闘っている姿が新聞で報道されている。
そこで、先ほども言いましたとおり、自由貿易を原則にひとつ大いにやっていくという三木内閣、そしてその中で、ある程度は考えなきゃならぬという一次産品、そういうことは考えてはおっても、食糧さえいろいろと問題が多い中で、従来の伝統産業である蚕糸業、これが大変窮地に追い込まれて、特に養蚕農家あるいは製糸企業ばかりでなくって、さらにその上層部の加工織物、いわゆる絹業までどうにもならぬという状況になってきておることは
その場合には、製糸企業自体としては、十セット年間一工場について五千ないし六千俵の糸、繭の収納量にしますと、千六百五十トンから千九百八十トンの繭を収納する。そうして、そういうことによってそれが可能になるというふうなことを書っています。 それから養蚕でいきますと、現在の稚蚕と壮蚕の分業化を進める。
そこで、まあかりに日本の製糸企業だけの問題で考えてみても、今日、日本には、製糸業法というものがあって、これは農林大臣の免許がなければ新しく営業を開始することができない。また、蚕糸業法があって、種や繭の買い付けや、そういうことも簡単にできない。こういうようなことになると思うんですが、自由化の形態とそういう製糸業法、蚕糸業法と衝突することがないのか。
ことに、私の心配するのは、百尺竿頭一歩を進めて、製糸企業ばかりでなく、繭、種に手を入れ、足を踏みつけるときが来るのではないか。いま、幸い、そこまでは考えられない。そういうときが来るのではないかと思うのですが、そういう心配はないのかどうか。そうなったら、最も弱い農業の一部門である養蚕というものは、非常に窮地に陥ることが避けられないと思う。その点はどうなのか。
したがいまして、製糸企業自体については、非常に合理化努力が行なわれ、生産性は四倍以上に上がっておりますけれども、企業の収益は非常に少ない。これは企業努力以外に、そのような国の農業政策と工業生産物価格の価格政策のズレ、こういうようなところから収益性の低下をもたらしている、こういう点などにいろいろ投影しているのではないかというふうに見ております。
たとえば、製糸企業というものを近代化しなければならない。再編成をさせなきやならない。これにやはり政府は勇気をもって立ち向かう行政指導の責任があるわけであります。それが一体どういうふうに政府では考えておられるのか。あるいは生糸の問屋なり機屋なり商社なりの段階での流通の合理化ということは、これがまた非常に重大な課題であります。
○森中守義君 最後に、半ば要請を兼ねて申し上げておきたいと思いますが、重要農産物の一つである、こういうお答えでございますので、まあそれにふさわしいですね、つまり、成長部門にこの事業がなっていくように、長期にわたる展望あるいは見通し、このことは農業基本法の中にも明らかに規定をされておりますので、そういうものを、価格はどうする、あるいは現在の製糸企業はどうする、まあこれらの問題もいろいろあります。
○東海林委員 いまの点、お答えがありましたように、非常にむずかしい問題ではありますけれども、やはり私は、蚕糸業の振興をはかる上において、いまの生産面においての計画生産といいますか、そういうもの、技術の改善、それから製糸面における製糸企業の合理化といいますか、近代化といいますか、それともう一つ、これはあとで触れようと思いますが、輸出体制の整備、こういうようなことがやはり基本でなければいけないと思うのです
ですから、古い機械はまあいわば陳腐化したものであって、これ全体を繰糸能力として考えると、生産される繭に対してアンバランスなんだ、過剰設備なんだというふうに考えるのは、こうした今申し上げましたような製糸設備、製糸企業が再編成される、技術革新が行なわれるというような場合には、当然こうした現象があるものであって、この現象だけを見て、製糸設備と繭がアンバランスだ、過剰設備だというふうにはいえない、こういう意味
○茂手木参考人 私は、平均十かまの小さな、千三百の製糸企業者の代表でございます。小さな工場は、それぞれの立場において養蚕農家と直結しておるわけであります。従いまして、ただいま細井さんのおっしゃったように、養蚕業者が不安定であってはなりません。また、養蚕業者と常に運命をともにいたしておりますので、ほとんど養蚕業者に近い存在でございます。
それで、いやしくも蚕糸業を一定の範囲において今日維持していこう、あるいは振興していこうという基本的考えがあるならば、原料生産は、工業ではありませんから、かつてに生産制限をし、ことしの夏みたいなことをやられたのでは困るのであって、一定限度の生産数量の原料を確保することを大前提にした上で、貿易の振興なり製糸企業の合理化なり、あるいは養蚕等の合理化なりを考えていかなければならないので、原料生産が減ったりふえたりというようなことは
企業自体の問題でありまするので、われわれが強制的にそれをどうするというわけではないのでありまするが、私ども考えておりまするのは、当然設備の改良等もいろいろ手を加えませんと、今後の生糸の需要についていけないというような点もありまするから、そういう面にも企業としては当然努力をいたすわけでございまするが、さらに、より根本的な問題といたしましては、原料入手につきまして、確実な基礎を固めて参るということが、製糸企業
さらに原料面につきまして、製糸企業としてもできるだけの手当をして参るようにいたさなければならないと考えているわけであります。従って、今後整理の実施過程におきまして、できるだけ生産費の高いものが減るようにというお話でございまするが、実際の方向といたしましていそのような趣旨も十分われわれわきまえて進めて参りたいと考えております。
目安といたしましては、現在の繭価水準、さらに他の農産物等の関係におきまして、繭価の引き上げを必要とするような場合には、それにも製糸企業として十分ついていけるような力を製糸にもつけたい、さように考えているようなわけでございます。直接繭値がこれによって切り下げられるというような影響まで、私どもは予想いたしておらないのであります。
○須賀政府委員 もちろん製糸企業の中におきましても、いろいろ設備の内容等について見ますと、いろいろな差があるわけでございまして、自動機等を相当導入いたしております場合におきましては、輸出に適格の糸を能率よく引いていくというような格好になっているわけでございますが、ただ自動機につきましても相当の固定投資を必要とするような関係もありまして、必ずしも一般に取り入れられるわけにも参らないような実情にあるわけでございます
特に輸出産業の場合には、やはり中共の製糸企業というものが対象になると思うのですが、現在の中国の産業構造とかあるいは方針というものは、やはりずっと変っておりますから、そういうものと対応できるような企業の形を、しかも中小企業の弱小企業の場合にはどうするかということは、単に設備だけを整理して過度の競争を防げばいいということだけでは済まないと思うのです。
これだけで徹底的にやるとすれば、やはり企業整理をもっと大きく行なって、原料生産にしわ寄せをしなければ弱い製糸企業というものは成り立たぬという事態になりますから、そういうことはもとより好むところではないわけなのですから、やはり大きな資本の大企業に対して座繰機業というのはどういうふうにしたら保護され、また維持されて温存されていくかという、そういう根本的な問題に対して御意見があればこの際聞かしていただきたい
ですから、そういう弱小企業の場合には、それぞれの小さい企業の中においての実力発揮というのはできないのですから、一つの方法としては、たとえば共同化の方法であるとか、あるいは生産者との協力とか直結の中における製糸企業ということが具体的な問題になると思うのです。
本法案通過後に来るものは現行蚕糸関係諸法規の欠陥並にその指導方針と相俟ち繭価は不当に抑制となり養蚕農民の犠牲下において製糸企業の安定がはかられることは火を見るよりも明らかである。政府は繭糸価格安定法の精神に則る限り真に繭の再生産を維持せしめ得る制度を確立すべきである。」といたしまして、次の五項があげられております。「一、繭の制低価格は繭生産費を補償することを原則としその九割分を下らざること。
製糸企業の合理化によつてまずそのコストを下げるという問題が一つあります。これはいうまでもなく自動繰糸機の問題でありますが、この自動繰糸機の出現というものはまさに製糸業界の一大革命だとも言えると私は思うのであります。そしてこの自動繰糸機というものが相当に普及をすれば、この面から糸生のコストが相当下ると思うのであります。そこで積極的に自動繰糸機に切りかえるというお考えがあるかどうか。
本法案通後に来るものは繭価の不当な抑制でありまして、養蚕農民の犠牲のもとにおいて製糸企業の経営安定がはかられることは多言を要しません。
これが機械的に設備できまする製糸企業は、計画通りに進捗いたしておりますが、桑園の造成あるいは産繭の増産ということは、食糧事情等の関係があつて、五箇年計画通りに遡行し得なかつたのであります。従つて破行的な五箇年計画が成り上つたわけでありまして、ここに原料と加工設備とのつり合いのとれない形になつたわけであります。
従つてここに残されておるものは、技術の改良でありますが、技術はすでに養蚕家も相当に技術堪能になつておりますので、ただ今科学的にこれをやつて行きます場合においては、今申し上げました品種と桑の種類というものとによつて、養蚕家がここにりつぱな繭をつくり上げ、そうして製糸企業の上におきましては、これは企業体といたしまして、それぞれの製糸業者におきましておのずからによつて研究が進められております。
そのために、この統制をはずしまして自由な立場におきました結果は、一時的の現象であるとは存じますけれども、繭が非常な高い値段に上つて、製糸企業の上に非常な危險性を持つて来たのでありますが、これは一時的な現象でありましていずれ落ちつくところに落ちつくものと私は思います。
また製糸企業の上におきましても、五箇年計画に基きまして相当企業の整備もできたのでありますけれども、産繭の増産が計画通り進捗いたしませんために、製糸業の企業状態ははなはだ不合理な計画になつておるのであります。今後生産費切詰めのために製糸企業上においても格段の施設を考えて行かなければなりません。
それでありますから、ここに統制を撤廃いたすというようなことをかりに予想いたしますならば、製糸企業の上におきましては、相当の出血を見るのではないかということも予想されるのでありまするが、これも今日の為替レート一本立てに対する産業の犠牲として、あるいはやむを得ない現象ではないかと考えるものでありますが、できるだけその出血を少くしようというので、資金等の面につきましても考慮を拂つておるのであります。