1978-03-01 第84回国会 衆議院 予算委員会第四分科会 第3号
このような山村でも、戦前は製炭業や伐採など仕事は幾らでもあって、比較的安定した平和な生活を続けることができたのであります。ところが、戦後、工業の著しい発展とエネルギー革命等により、生活様式が一変して、山村生活者の生命線とも頼む炭焼きや伐採など、そのほとんどを彼らの手から奪い去ってしまったのであります。
このような山村でも、戦前は製炭業や伐採など仕事は幾らでもあって、比較的安定した平和な生活を続けることができたのであります。ところが、戦後、工業の著しい発展とエネルギー革命等により、生活様式が一変して、山村生活者の生命線とも頼む炭焼きや伐採など、そのほとんどを彼らの手から奪い去ってしまったのであります。
たとえば昭和三十九年度の予算の面で申し上げますと、木炭に関する予算といたしまして、ほぼ六千七百六十万円程度の予算を計上いたしておりまして、これは農家の営む製炭業で、しかもいま申し上げましたような需要の減退しつつある木炭というものに対する農家の生産につきまして、できる限りその生産された木炭が安定した価格で販売されますように、また木炭の生産の工程につきましてできる限り生産性の向上をはかって、その所得がふえるように
○小平芳平君 次に、農林大臣と、それから労働大臣にお尋ねしたいのですが、こうした山の深いところで製炭業——つまり炭を焼いていた人たちが、その山で畜産に転換しようとしても、それもなかなか思うようにいきませんし、いっそ都会に出て就職したいというような人があったとします。
さらに加えるに、最近の重油の進歩によって深刻な状態に陥っておるし、相当減退しておるのではないかと思うのですが、全国的にはそうであっても、ただ私のほうは、自分のほうのことを申し上げて恐縮なんですが、東北地方においては、まだまだ苦しいながらも製炭業として炭焼業に従事していかなければならないという人が相当おるのですね。ところが、一面には原木の確保に苦労しておる。
もちろん製炭業当の中には、これまた神々雑多の要素が含まれていると思うんですが、そういうもの、それはわかりませんか、私有林の場合どの程度、何%原木供給の対象になっておるか、あるいは公有林がどれだけの対象になっているか、国有林がどれだけ原木のあれとして利用されておるか、その振り合いの率はわかりませんか。わからなかったらいいです。
ことに、今までは大体製炭業というものは、農業協同組合法などにしましても、ただし書きで一つ認めてあるのですね。認めてある。ところが、これだけはずしてあるのは、これはどういうわけなんですか。その一方、はずしてある一方、この説明書を見ますと、提案説明を見ますと、索道という項目がある。索道。索道というのは大体、炭焼きか製炭業者でなくして索道を使う業態というものは何かほかにあるのですか。
○政府委員(坂村吉正君) ここではいわゆる製炭業として専業のものは、いわゆる製炭業としては考えていないわけでございます。まあ農業協同組合の金を農業協同組合の組合員が使うのだと、こういう考え方のもとに一応整理をいたしておるものでございまするから、もちろん、製炭業者が農業もやっており、農業協同組合の組合員でありますれば、その面におきましては融資は受けられる、こういうことはございます。
○小柳牧衞君 私は次に製炭業についてお伺いしたいと思います。薪炭は農山村の重要の燃料源であります。現金収入のおもなるものでありますが、すでに六百億円を数えておるといわれておりますが、しかしこの素材と薪炭林との生産比率を見ますというと、戦前とは全く相反しまして、今日は薪炭の量というものは、素材の半ばにも過ぎないというような状況になっております。
○足鹿小委員 小型機船等の共同化による復旧方針が水産関係に打ち出されておりますし、また、被害激甚地における共同施設の復旧等は、すべて大体共同方式で農林省は貫いておるようでありますが、林野庁の木炭製造に対する考え方は旧態依然としておって、少しも近代化なり、そのための共同化というようなことについてお考えがないようにも受け取れますが、製炭業くらい旧式な、しかも封建的な名子制度が残っておるのではないかと思われるような
○川俣委員 薪炭材の改良という面から見まして、また林野の高度利用という面から見まして、製炭業の改良という面から見まして、国の指導と検査というものが一貫しておることが、製炭の上から申しますと最も成績をあげ得るゆえんだと思うのです。現在薪炭材が相当枯渇いたしておりますので、地方的な利害だけにとらわれますと、薪炭材がだんだん荒廃して来るということも考えなければならない。
なおまた関係部落民の製炭業は中止せられ、山林地は不発弾の危険により、思うように手入れできず、部落の周辺のみを濫伐し、ようやく自家に供しておるのみであります。
それから今の製炭業のごとき、小さいものは取らないというのは、これは何を以て小さいとするか。取る方はそんなことはお構いなしに取つてしまいます。その点を明確にして貰いたい。
併し今の椎茸栽培とか、製炭業に対しましては、課税するところの積極的な政令が要るわけでございます。この場合には、そう小さなものは取らない。どの辺で取るかこれはあれといたしまして、一応この椎茸栽培のごときは今のところ予想もいたしておりません。製炭業で今の大きな大規模の製炭業、こういうようなものだけは、掴えて行きたいと思います。
大体建前としては農業が主でありまして、製炭業が主じやないのでありますが、今日八割から実は副業としてやつておる関係上、ここで大部分の生産をして貰わなければならないのに、これが全くその系統外のいわゆる協同組合で扱うということになると、そこに数量確保の上に非常な困難な來すのではないか。この点に対する御所見を伺います。それから農業を営まない專業薪炭の生産者というものは殆んどないのです。
○高橋啓君 実は農業者がやる製炭業というものが、はつきりこれに限界が設けてありますが、こういうものと関連を持つのであれば、私共は製炭業をやつちやいかん、扱かつちやいかんという考を持つておるのじやなく、いま日本に大きな問題になつておる國土保安の関係から、立木獲得のために、一つの計画外に、いわゆる無計画でやられるということが非常な、大変な結果を及ぼすというので、心配をしておるのです。
ただ農林省としては、燃料對策と製炭業の今後の進展の助成というが、それの振興の意味において、この問題にどういう態度をもつて臨んでおるか。その態度を聽きたいというのが私の質問の要旨であります。