1953-06-29 第16回国会 衆議院 水産委員会 第7号
それで年度の初頭六月に、すでに代理金融の委託金融機関でありますところの市中銀行や農中に対して、今後製氷冷凍工場等の融資の申請は、当分の間これを受理しないで断るようにというような指令が、国家からすでに出ておる。こういうような状況になつております。
それで年度の初頭六月に、すでに代理金融の委託金融機関でありますところの市中銀行や農中に対して、今後製氷冷凍工場等の融資の申請は、当分の間これを受理しないで断るようにというような指令が、国家からすでに出ておる。こういうような状況になつております。
次にもう一点、魚価安定対策としいたしまして、水産物高度利用の施設に対して、農林漁業資金融通特別会計並びに開発銀行から融資をいたしておるのでありますが、これは現在のところ製氷、冷凍工場等に限定されておるように思うのであります。魚価安定対策といたしましては製品、加工品並びに回送等の価格を安定いたしますために、水産倉庫網の整備ということが重要であります。
なるほど魚価維持の対策として、主として漁業協同組合等を対象として、製氷冷凍工場等の助成をするというようなことを予算化し、また組合の検査であるとか、指導、監督ということをうたつておりますけれども、経済的な面における協同組合の育成助長の政策がきわめて貧困であるように痛感するのであります。
製氷冷凍工場等におけるいろいろな防疫等の施設、あるいは清掃等のことは、非常にやかましいのであります。このような一定の衛生取締りの見地から、条件を具備――した施設において魚を扱わせる。
北海道、東北等の大量に取れますところの水産物の高度利用の積極的な面も必要でありますと同時に、従来水産物の鮮度保持、需給調整のために、生産地に設置されたこれらのいたんでおりますところの製氷冷凍工場等の復旧のために、見返り資金を活用する道をお考えになつているかどうか。こういうことも水産に対するエード資金の問題に関連いたしまして、あわせて御所見を伺いたいと思います。
御承知のように、わが国の全沿岸にあります生産地の製氷、冷凍工場等は、戰時以来の資材難、資金難のために腐朽いたしておりまして、いろいろな故障を起し、あるいは破損部の修理等ができずに、その機能は著しく低下し、機能を喪失しておるものさえあるのであります。