1972-05-12 第68回国会 参議院 本会議 第14号 ところがアメリカは、すでにハノイを中心とする激しい爆撃を再開し、その成り行きが注目されていたやさき、北ベトナムのすべての入り口を封鎖するための機雷の敷設、補給阻止をはかるための北爆の強化という新たな強硬手段に訴えたことは、戦争拡大への挑発行為であり、また、アメリカ自身が期待しておる米兵捕虜全員の帰還、インドシナ全域にわたる国際監視下の停戦にはほど遠い、逆の方向に作用する要素がきわめて濃厚であると言わざるを 渋谷邦彦