1960-04-26 第34回国会 参議院 商工委員会 第25号
三十八年度には、もちろん重油も入れてでありますが、二千七百万トン、四十三年度には四千万トン、こういう工合に伸びる、こうおっしゃったのでありますが、その場合に、先ほど参考人の御意見の中にも石炭の需給関係が非常に需要が不安定である、であるからしていろいろ操作がしにくいというお話がございましたが、ただいまの電力用炭は昔のような補給火力の性格からだんだん脱皮しましてベース・ロードにする、今後水力開発も、水力
三十八年度には、もちろん重油も入れてでありますが、二千七百万トン、四十三年度には四千万トン、こういう工合に伸びる、こうおっしゃったのでありますが、その場合に、先ほど参考人の御意見の中にも石炭の需給関係が非常に需要が不安定である、であるからしていろいろ操作がしにくいというお話がございましたが、ただいまの電力用炭は昔のような補給火力の性格からだんだん脱皮しましてベース・ロードにする、今後水力開発も、水力
従ってたとえば電力の供給力の水火力の構成比率なり、あるいは特に今度は事業面から見て、どの辺までの尖頭負荷の電気を、たとえば調整用一の水力で持たせるとか、従来のような補給火力で持たせるとか、その基礎ロードを大体今の新鋭火力を中心にするとか、そしてこの新鋭火力の分に今後は原子力がだんだんとかわってくることになるとか、そういう根本的な供給力の構成についても十分その考慮をされなければならないのではないか。
この石炭が焚き続けられまして火力による供給力の維持、確保を図るということを、供給力の増強上十分に継続したいということにしながら、特に四国の場合従来の火力の実情が専ら補給火力としてしか設計されておらず、計画されておりませんために、今後の火力の補給がどこまで続けられるかということに対して、実は少からん心配をいたしております状態で、何とかしてこの夏分にその火力の補修をやりたいというのが実情であつたのでありますけれども
即ち供給力は、豊水期におきまして水力のみで五百万キロワツト、渇水期におきましては、補給火力を入れで約四百万キロワットでございます。ただこの火力発電の能力百万キロワツトは、石炭の事情によりまして一〇〇%働くことができない事情でございまして、例えば現在におきましては四十万キロワット程度しか発電していない実情でございます。