2020-03-18 第201回国会 衆議院 外務委員会 第3号
また、この地域に対してはMADOCAと呼ばれますセンチメートル級の高精度測位を行うための補強信号を配信しておりまして、その活動を進めるための取組も行っているところでございます。
また、この地域に対してはMADOCAと呼ばれますセンチメートル級の高精度測位を行うための補強信号を配信しておりまして、その活動を進めるための取組も行っているところでございます。
「みちびき」によります、まずはサブメーター級の補強信号、これを活用した様々なサービスは既に民間企業から提供されておりまして、小型の受信機が各メーカーから順次販売をされている状況でございます。
準天頂衛星システム「みちびき」におきましては、GPSの電波が届きにくい都市部やあるいは山間部においてGPSを補完する、そういった機能とともに、自動運転や道路の情報管理等に必要とされます精度が高い測位補強信号を提供しております。精度に応じてセンチメートル級、サブメーター級と私ども呼んでおります。
これにより、GPS補完信号のほか、センチメーターレベルの高精度測位の補強信号も出すということになりまして、世界最高精度の正確な位置情報を提供し始めたというところでありまして、利用をまた進めていきたいと考えております。
第二点目は、米国GPSの補強という観点でございまして、これにつきましては、「みちびき」独自の補強信号を付加することによりまして精度の改善が開発目標を達成し、実用に供することが可能であるかどうかと、そういったようなことを確かめるというのがその内容でございます。これまでの実証におきまして、おおむね当初の目標どおりの性能が確認されているところでございます。
この実証試験の内容につきましては、高層ビルの影響などで米国のGPSの電波が届きづらい都市部域での測位可能範囲の改善の程度、それから、GPSと同等の測位性能が得られるか否かの確認、さらには、「みちびき」独自の補強信号を付加することによる測位精度改善が開発目標を達成し、実用に供することが可能か否かを確かめるものでございます。
補強信号と申しますのは、「みちびき」から現在受けております米国のGPSの誤差を観測いたしまして、それを「みちびき」経由で送ることによりまして、現在のGPSの誤差をより縮めることができる信号でございます。
我が国独自の補強信号、より安定的な補強信号という、補強信号という言葉を二回お使いになりました。補強信号とは何なんですか。
我が国でもカーナビ等のように衛星測位が既に国民生活に深く浸透していますが、政府では、米国のGPSを補完するとともに、より高度の測位を可能にする補強信号を出すような、いわゆる準天頂軌道の衛星から高精度の衛星測位信号を出す準天頂衛星システム計画を推進しているわけでありますが、これが現在のGPSのみの利用に比べてどのようなメリットをもたらすのか、準天頂衛星システム計画の意義、概要についてお尋ねしたいと思います
○坪井政府参考人 準天頂衛星から発信されます衛星測位信号、これはGPSの民生用の信号と同等の補完信号や補強信号でございまして、GPSの民生用信号が地上でだれでも受信することが可能であるのと同じように、準天頂衛星からの信号もだれでも地上で受信できるものでございます。 したがって、特定の利用者を排除するということは技術的にも困難なものでございます。