1978-03-23 第84回国会 参議院 大蔵委員会 第6号
くどいことを申し上げて恐縮でございますが、補完的税であるというのは、税体系全体の中で補完的な立場を持つ、流通税として限界があるというのは、所得という最終的に担税力を推定するのに最もいいものにかかわりなく負担していただくために余り高い税率にはできない、そういう趣旨で御説明申し上げたんだと思います。
くどいことを申し上げて恐縮でございますが、補完的税であるというのは、税体系全体の中で補完的な立場を持つ、流通税として限界があるというのは、所得という最終的に担税力を推定するのに最もいいものにかかわりなく負担していただくために余り高い税率にはできない、そういう趣旨で御説明申し上げたんだと思います。
○坊国務大臣 御承知のとおり、印紙税は受取書だ、手形だといったようなものの文書作成に当たりましてきわめて軽微なる補完的税を課するということでありまして、個々の納税者にとってはそれほど大きな負担を感ずるものではございません。
ただ、もともと相続税というのは、ある方の所得の一生の分の清算の税であると、そういう意味において、所得税の補完的税であるという性格を持っておるわけでございますので、かなり大きな財産をお持ちの方でも、なおかつ相続税を納めにくいという場合があるわけでございまして、その一生所得の清算という相続税の使命から考えますならば、若干いわゆる相続貧乏ということがありましても、つまり一部財産を処分しなければ納められないということがありましても