1989-06-21 第114回国会 衆議院 決算委員会 第3号
○金谷最高裁判所長官代理者 まず、最高裁の方から提示いたしました相関表が事件数と隣接庁への所要時間ということで基準をとっているという点につきまして御批判があったわけでございますが、これは必ずしも裁判所本位の観点からこれを選んだというわけではございませんで、むしろ、そこの支部を廃止した場合にどの程度の数の住民に御不便をおかけするか、隣接庁まで所要時間を見ましたのはその程度はどういうものか、要するにどの
○金谷最高裁判所長官代理者 まず、最高裁の方から提示いたしました相関表が事件数と隣接庁への所要時間ということで基準をとっているという点につきまして御批判があったわけでございますが、これは必ずしも裁判所本位の観点からこれを選んだというわけではございませんで、むしろ、そこの支部を廃止した場合にどの程度の数の住民に御不便をおかけするか、隣接庁まで所要時間を見ましたのはその程度はどういうものか、要するにどの
裁判所は裁判所本位、法務省は法務省本位にやつておつたのでは解決がつかない。だから法制審議会にもつと在野法曹なりあるいは庶民意識をもつとそこに取入れらるべき一般有識者というものを入れなければ解決がつかないのじやないか。
なるほど沿革的には局長の言われた通りでありましようし、またわれわれ現地において裁判所の構成を見ると、法廷あり、その他裁判所本位にやつているから裁判所に一応管理権を認めるというのが本筋かと思われますが、しかし何といつても行政の方の立場からいうと法務府の方が強い。司法大臣の方が強かつたわけですから、なかなか無条件に降伏したわけではない。