1999-03-30 第145回国会 衆議院 法務委員会 第5号
例えば、三年間で大体転任になっていきますので、裁判官宿舎に閉じこもってしまってほとんど市民とのつき合いがないとか、そういうことを私は申し上げたのであって、要するに、普通の市民ぐらいに市民たれというふうに私は言いたい。それぐらい、日本では、裁判官の市民的自由というのはかなり重要な問題だというふうに考えております。
例えば、三年間で大体転任になっていきますので、裁判官宿舎に閉じこもってしまってほとんど市民とのつき合いがないとか、そういうことを私は申し上げたのであって、要するに、普通の市民ぐらいに市民たれというふうに私は言いたい。それぐらい、日本では、裁判官の市民的自由というのはかなり重要な問題だというふうに考えております。
これは起訴もされたわけですから、これ以上尋ねませんけれども、次に、平成六年六月二十七日、約一年前ですけれども、松本市の閑静な住宅街で、どうもこれは裁判官宿舎をねらってやられたのではないかという、非常に戦慄を覚えるような、司法関係者にとっては大変なことであります。
このサリン事件で、民事訴訟の裁判体を構成する裁判官が三名とも被害を受けたということでございまして、事件当時の風向きが裁判官宿舎に向いていなかった、もし風が裁判官宿舎に向かって吹いていたら、担当の裁判官の死ということも可能性としてはあったわけでございます。
昭和六十三年にもこの委員会において委員から御指摘をいただいたところでございますけれども、昭和六十三年度以降平成三年度までに整備をいたしました新しい裁判官宿舎は百七十五戸ございます。これにつきましては、自宅起案などの執務が可能なように、すべて書棚つきの書斎を整備をいたしました。既設の宿舎につきましても改修の都度可能な限りその整備を図っていきたい、そのように考えております。
ここ二、三年大体五十戸前後の建物を、裁判官宿舎をいわば建てかえているわけでございますけれども、その八割ぐらいがいわゆるe型という公務員宿舎の規格としては一番大きいものをつくっておりまして、e型の場合には、もちろん独立しました書斎を設けております。
そういう意味で裁判官宿舎については、せめて狭くてもいい、生活と隔絶されたというか、子供がそのままばあっと入ってくるような部屋じゃないような書斎をつくってはどうかということを何回か言ってきたつもりですけれども、その点について何か前進があったのかどうか、お尋ねをしたいと思います。
それが裁判官宿舎の特質でもある、このように考えているわけでございまして、そういたしますと、この裁判官宿舎を国家公務員宿舎法及びその施行規則等によって一律、画一的に取り扱っておられるということについてはどうかなと考えます。いわゆる先ほど述べましたような職務の特質というものを捨象してしまっているのではないか、このように思います。
「岡山家裁へ転勤、単身赴任で岡山市いずみ町の裁判官宿舎に寝泊まりしていた。五月中旬ごろ「眠れない、自宅へ帰って休養したい」と申し出、東京・小金井の自宅に戻った後、同二十四日付で医師の診断書を付けて三カ月間長期欠勤すると病欠届を同家裁に郵送してきた。その後八月中旬にも同じく診断書付きで病欠届を郵送、長期欠勤中だった。」
なお、その点に関しまして、ただいま御指摘のように裁判官宿舎というようなものも、大局的に見た場合に、一つの原因として、裁判官の意識に影響するのではないかというような御指摘がございました。
裁判所関係では、裁判官宿舎の充足率はほぼ一〇〇%を示しておりますが、一般の職員については四割程度であり、道内裁判所間の職員配置転換を円滑ならしめる程度に必要度をとると、あと職員数の二割方宿舎の配分が必要と考えられております。
敷地等整備費九百十六万二千円、敷地買収費四億八千九百三十三万六千円を要求し、下級裁判所の庁舎の新営費といたしましては、全国下級裁判所庁舎の総坪数は二十五万五千坪でございますが、このうち、建築後四十年経過いたしました老朽木造庁舎五万二千坪、戦災後のバラック庁舎八千坪、臨時借上庁舎三千坪等を新改築するために必要な経費としまして、庁舎新営費等四十三億二千三百二十四万三千円、敷地買収費等二億七千五百二十万二千円を要求し、裁判官宿舎等
庁舎、法廷等の施設については、各地の裁判所、検察庁から施設の不完全、狭隙、老朽化が訴えられ、名古屋高等裁判所は狭隘で、いまだ和解調停室はなく、三階に便所なく、大阪高等裁判所では雨漏り、まだ足りない二千百一坪の敷地、裁判官宿舎の老朽化、少くとも一開廷日一カ部一法廷に増加してほしい法廷事情、使える自動車が四台しかないといった現状であり、ただ、同居の大阪高検、地検については、最近移転の話が具体化する予定と
○有田主査 もう一度お尋ねしたいのですが、しからば公務員宿舎施設費というような名目でなく、裁判官宿舎施設費というような名目でお出しになるのが適当でないかと思うのでありますが、これに対する御所見を承りたいと思います。
○吉田最高裁判所説明員 裁判所の予算は独立計上という法律の建前になつておりますし、仰せのようにもし裁判所の予算に計上されるといたしますれば、裁判官宿舎施設費、こういう名前が適当であろうと存じております。