1984-04-06 第101回国会 参議院 法務委員会 第4号
そういう点で非常な裁判官各位の苦悩というものがいろいろな事件であると思うのでありますが、私は昨年の八月も一応質問申し上げましたけれども、昨年のピース缶爆弾事件の裁判長の判決と所感、ちょっともう一回少し見てみますけれども、「犯人であるとの疑いがあるが、犯罪の証明はなく、」と、これは刑事訴訟法に言われるとおりであります。それから「本件犯行に関与しているのではないかとの疑いは残るが、犯罪の証明はない。」
そういう点で非常な裁判官各位の苦悩というものがいろいろな事件であると思うのでありますが、私は昨年の八月も一応質問申し上げましたけれども、昨年のピース缶爆弾事件の裁判長の判決と所感、ちょっともう一回少し見てみますけれども、「犯人であるとの疑いがあるが、犯罪の証明はなく、」と、これは刑事訴訟法に言われるとおりであります。それから「本件犯行に関与しているのではないかとの疑いは残るが、犯罪の証明はない。」
裁判所におかれても、また裁判官各位におかれても、いま申し上げました司法権の独立の原則、これの重要性を十分に認識され、その堅持に努められているものと信じているものでございます。今回の文芸春秋の記事にいたしましても、裁判官は毅然とした態度をもって裁判されるもの、このように確信いたしております。
○賀集政府委員 ただいま申し上げました司法権の独立、裁判官が良心に従って憲法と法律にのみ拘束されて裁判するということは、裁判官各位におかれましては、裁判官になったとき以来、重々訓練されていますから、自分の身のものにして体してやっておる原則でございますので、御心配のことは絶対ございません。
私は、そういうような重大な問題であるということを法務大臣は認識をされ、最高裁の事務総長は最高裁の裁判官各位にお伝えいただいて、そしてこの問題に誤りなきよう処置してもらいたいと思うわけであります。
そこで、一面において一格上げて、判事は一つ高いのだというものを作ると同時に、呼び名の問題については、両方とも一号ということにせざるを得ない、これが現状において私は考え得るベストの考え方であり、また裁判官各位が非常に気にしておられるようなことは私どもとしては十分に考慮したつもりなのであって、これは話せば私はわかると思っております。
三十人とか四十人の多数の裁判官の合議ということは、合議として非常に困る、十分な審理ができないばかりでなく、結論が非常におくれるというようなことは、最高裁判所の裁判官各位が長い間の経験によって強く主張されておるのでありまして、私もさように考えるのであります。
○鈴木最高裁判所説明員 もちろん最高裁判所の司法行政事務は裁判官会議の議を経るのが原則でございまして、ただいま申し上げたマコーミツクも従来GHQとの連絡の関係上、最高裁判所の裁判官各位においても同人の人となり実力等を知つておるわけです。それでマコーミツクからこういうような依頼があつた。
しかしながら私裁判官に接してみまして、裁判官各位の氣魄、良心、かようなものを伺つてみまするのに、やはり從來同樣に、かように認められるとか、認めることもできるとかいうような、なまぬるい將來のことを言つておるのか、嚴然たる変更すべからざる過去のことを言つておるのか、わけのわからぬような判断を下して、それ以上人民側が詰め寄つても、愼重審議をしたとか、こんなにも調べたのだから、もう諦め給えとかいうことで、一蹴