1974-05-30 第72回国会 参議院 商工委員会 第19号
御指摘のピンホールでございますが、これのおもな原因は、燃料の製作時に被覆管内に混入いたしましたわずかな湿分によりまして、ジルカロイが水素化するということによりまして、被覆材に損傷が生じたものというふうに考えられております。したがいまして、これが対策といたしましては、燃料の中に——燃料の製作時に湿分の管理を十分にする。
御指摘のピンホールでございますが、これのおもな原因は、燃料の製作時に被覆管内に混入いたしましたわずかな湿分によりまして、ジルカロイが水素化するということによりまして、被覆材に損傷が生じたものというふうに考えられております。したがいまして、これが対策といたしましては、燃料の中に——燃料の製作時に湿分の管理を十分にする。
それから、燃料棒のピンホールにつきましては、おもな発生原因は、製作時に被覆管内に湿分が混入いたしまして、この湿分により、ジルコニウム燃料被覆管に水素化物が生成されるというふうにいわれております。
次に二番目に、燃料は十分品質管理され、破損のおそれのないステンレスの被覆管内に納めてありまして、核分裂に伴う放射性物質が外に放出される可能性が全くありません。三番目に、たとい燃料被覆管に万が一破損が生じましても、分裂生成物は密閉された一次系内にとどまり、二次糸あるいはプラント外へ漏洩して環境汚染をもたらすおそれがないことでございます。