2014-10-02 第187回国会 参議院 本会議 第3号
八月六日、広島で、被爆者団体代表は、総理に閣議決定の撤回を求める要望書を手渡し、次のように訴えました。平和記念公園の記念碑に「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれている。閣議決定は碑文の誓いを破り、過ちを繰り返すものだ。 重い言葉です。しかし、総理は、平和国家の歩みは変わらないと強弁するだけで、この訴えに真剣に向き合おうとはしませんでした。いいのでしょうか。
八月六日、広島で、被爆者団体代表は、総理に閣議決定の撤回を求める要望書を手渡し、次のように訴えました。平和記念公園の記念碑に「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれている。閣議決定は碑文の誓いを破り、過ちを繰り返すものだ。 重い言葉です。しかし、総理は、平和国家の歩みは変わらないと強弁するだけで、この訴えに真剣に向き合おうとはしませんでした。いいのでしょうか。
○国務大臣(小宮山洋子君) 平成二十一年八月六日に、当時の麻生総理と被爆者団体代表との間で原爆症認定集団訴訟に関する基本方針に関する確認書が署名をされました。
先日も当社会労働委員会による現地調査が広島で行われた際、私は被爆者団体代表との懇談会を傍聴いたしました。その中でもいろいろな実情、要望が出されました。被爆後三十年たった現在、いまなお私たちは被爆者であるがゆえに差別を受け、現行の医療制度だけでは絶対に救済されず、日々あしたの生命におびえながら、人間の生活の極限とも言える生活実態があることを調査団の方には十分理解していただいたことと思います。