2019-06-06 第198回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
この放射線白内障の原爆症認定に当たりましては、新しい審査の方針において、早発性か遅発性かにはかかわらず、放射線起因性について、被爆地点が爆心地より一・五キロメートルである者を積極的に判定しますとともに、要医療性につきましては、矯正視力や手術など現に医療を要する状態に該当するかどうかということを個別に判定してございまして認定を行っているところで、遅発性の白内障であることをもって認定を行わないということではございません
この放射線白内障の原爆症認定に当たりましては、新しい審査の方針において、早発性か遅発性かにはかかわらず、放射線起因性について、被爆地点が爆心地より一・五キロメートルである者を積極的に判定しますとともに、要医療性につきましては、矯正視力や手術など現に医療を要する状態に該当するかどうかということを個別に判定してございまして認定を行っているところで、遅発性の白内障であることをもって認定を行わないということではございません
心筋梗塞、甲状腺機能低下症、慢性肝炎、肝硬変については、被爆地点が爆心地より約二キロ、投下より翌日までに爆心地から約一キロ以内に入市した者とされておりますが、悪性腫瘍の例などと同様にすべきではないですか。この差異が分かりません。
新しい審査の方針では、放射線起因性の判断につきまして、被爆地点が爆心地より三・五キロメートル以内である者、それから原爆投下より約百時間以内に爆心地から約二キロメートル以内に入市した者などの被爆要件を満たし、さらに悪性腫瘍や白血病など七つの疾病に罹患している場合、積極的に認定することとしております。
○政府参考人(上田博三君) 少し整理して申し上げますけれども、新しい審査の方針では、御案内のように、被爆地点が爆心地より三・五キロ以内である方、原爆投下より約百時間以内に爆心地から……
新しい審査の方針の、これによりますと、積極的に認定する範囲、一、被爆地点が爆心地より約三・五キロメートル以内である者。確かに、入市をしたというほかの例外規定はありますけれども、基本的にはっきりと、三・五キロ以内である者を積極的に認定する、あとは例外的というか、いろいろな諸般の事情になるので、厚労省が今回の新しい審査の方針で、まず三・五キロということで区切っているということは明快ではないですか。
○福島みずほ君 放射線起因性の判断において、被爆地点が爆心地より約三・五キロ以内である者とありますが、明確に三・五キロメートルとなぜ区切ることができるんでしょうか。その根拠は何でしょうか。
このABCCは原爆投下時の一九四五年から企画をされ、そして今御答弁にあったように、四七年、広島ABCCが設立されて、そして、二十八万四千人の広島、長崎におられた方、これは一九五〇年の国勢調査に基づいて成人健康調査を行って、十九万五千人に面接調査をし、その後、二年に一遍の疫学調査、それから被爆地点、爆心地方向に対する向きとか遮へい物の有無とかいうものを、ID番号をつけて三年に一回、亡くなった原因の報告
こういう患者さんなんですが、この方は被爆地点が一・五キロですから、当然のこととして保険手当をもらっていらっしゃる。ところが健康管理手当について保健所へ相談に行ったんです。そうしたら、あなたは元気で内臓も丈夫だから適用されませんよと言われて、ずっと今日まで保険手当の制度ができてから保険手当をもらっているだけなんです。この人の拘縮の度合いというのはどんなかというと、こんなんです。
結局のところ疫学的な判断であるとか、あるいは被爆地点から非常に近いところには白血病が多発するとか、そういうような観点から認定というものが行なわれているわけでございまして、三十二年にこの制度が発足し、この認定は原爆医療審議会というところがきめられるわけでございますが、その長い経験と医学的な専門の積み重ねによって認定が行なわれてきているような次第でございます。
また、先般二階堂官房長官は、被爆二世の問題について、爆心地から一・五キロ以内という見解をお約束になっておりますけれども、これも非常に根拠が薄いわけでありまして、むしろ被爆地点からの距離には関係なくというのが私たちの要望でありますし、意見でありますが、この辺のところについても官房長官の談話というのではなくて、責任ある関係厚生省当局の見解として、この際承っておきたいと思います。
被爆はどこでしたのか、その被爆地点。そうして死亡の原因。本人も死んでおりますし、家族もばらばらになっているので、どの地点で被爆したかということは――広島、長崎というのはすぐ結論が出ましても、どの地点で被爆したのかという精密なことはわからないかもしれません。しれませんけれども、私は概略なり傾向はわかると思うのです。
それからまた、いまは前よりは改善されまして、被爆地点から三キロ以内の者はいろいろ受ける資格がございますが、これにつきましても、もう少しまた広げる必要があるのではないか。私どもの感情の面から見ますと、そういう希望を持っております。それから治療は受けるが、ほかの手当て、これにつきましていろいろ所得制限もございます。