1954-08-31 第19回国会 衆議院 農林委員会 第66号
ただいま食糧増産を大いにやつておるとか、やみ米が流れておるとかいうことについては、私は綱島さん自身が衷心忸怩たるものがありはせぬかと考えておる。やみ米はだれがどんどん流しておるのか、もしそれがいけないならば、なぜそれをやめさせないのか。食糧増産とおつしやいましたが、食糧増産については、病虫害の補助金も非常に減つておる。
ただいま食糧増産を大いにやつておるとか、やみ米が流れておるとかいうことについては、私は綱島さん自身が衷心忸怩たるものがありはせぬかと考えておる。やみ米はだれがどんどん流しておるのか、もしそれがいけないならば、なぜそれをやめさせないのか。食糧増産とおつしやいましたが、食糧増産については、病虫害の補助金も非常に減つておる。
農林省当局あるいは食糧庁当局は、衷心忸怩たるものがあろうと私は考えております。それで私は今後供出の督励ができようとは考えません。当局に食糧配給についての信用が落ちたことは非常に残念に存じております。おつしやる通り米食率は外米を含んだものであるという答弁があることを私は予想しておりました。今の吉田内閣はよくそんなことをおつしやいます。
法律と予算の関係について、時に先般の法律に明記されておる国庫の義務負担についての解釈は、おそらく長官も衷心忸怩たるものがあろうかと考えるのであります。今日になつてどうにもならないので、何とかつじつまを合せておるような感がいたすのであります。あくまでも法律論とおつしやいますけれども、それは私どもはどうしても政治論としか考えませんし、牽強附会な答弁だと考えるのであります。
私共も農林省の現在の予算が二百七十億ある中に、水産の予算が僅かに公共事業を合せても二十億に充たないという、この数字を見る時に、誠に衷心忸怩たるものがあるのであります。併しながらこれは我々のみの努力では、到底これを強化するということは困難なのであります。