1973-04-12 第71回国会 衆議院 科学技術振興対策特別委員会 第8号
それから、この前、科学技術庁の資源調査所が「高密度地域における資源利用と環境保全の調和に関する勧告;関東南部における下層大気の質と表層生物の保全を中心として」というのを発表されたわけです。これは非常に重大な警告ともなりましたし、非常に意義があったと私は思うのですが、関東だけに限らず、関西圏におきましても、こうした高密度地域というものがあるわけです。
それから、この前、科学技術庁の資源調査所が「高密度地域における資源利用と環境保全の調和に関する勧告;関東南部における下層大気の質と表層生物の保全を中心として」というのを発表されたわけです。これは非常に重大な警告ともなりましたし、非常に意義があったと私は思うのですが、関東だけに限らず、関西圏におきましても、こうした高密度地域というものがあるわけです。
高密度地域におけるところの下層ですね、きのう申し上げましたように千五百メートルから上は上層といっておりますが、その下の下層地域における大気の汚染の状態と、その表層、土地の表にある表層生物、これは動物だけでなく植物も含めて、それの保全に対する勧告というのが出されておりますが、その中におきまして、きのう私、概略申し上げましたが、一年のうちに八十日くらいは非常に大気汚染の吹きだまりが出てくる。
特にその調査にあたりましては、関東南部におきます下層大気の質と、かつ表層生物と申しまして植物でございますが、それの保全関係を中心としてケーススタディーを行ない、その結果をまとめて勧告したというかっこうになっております。 勧告の要点は、特に過密都市におきます環境問題、この場合は大気の問題でございますが、関東南部はその地域的あるいは気象的に特殊の状況を持っておるんではなかろうか。
そこに着目してあの環境会議が今度開催されるようになると思うのでありますが、資源調査会におきましてもそういうところに着目しまして、高密度地域における下層の大気、この大気の中において人間、表層生物が一体どうなっていくか、その保存の問題、保全の問題について勧告しておられたのでありまして、いま計画局長から概略御説明申し上げたとおりであります。