1948-03-25 第2回国会 参議院 本会議 第23号 ところがここに、東條その他によつて自衞戰論が現われている。バターンにおける死の行進、ビルマ戰線における俘虜の虐待、これは不可抗力であつたと言う。虐待した者が不可抗力によつて弱いものを虐待したのであると、こういう議論が現われておる。戰争に勝つた者が負けた者を裁くのは理不盡であると、こういう意見が現われておる。 中野重治