1952-06-10 第13回国会 参議院 内閣委員会 第39号
ただ考えて頂きたいのは、去年の行政整理、事務整理、人員整理で公務員は非常な不安を長い間抱いておりましたが、あれが済みまして、一応安心したところへ又今度の問題が起つて来て、今度は二度目の不安を感じておりまして、私どもなどにも、内閣委員をしておる関係もありましようが、やつぱりその関係の人たちが非常に心配されて、訴えて来られるのであります。その立場に立つて見ると、私も非常に気の毒に思つております。
ただ考えて頂きたいのは、去年の行政整理、事務整理、人員整理で公務員は非常な不安を長い間抱いておりましたが、あれが済みまして、一応安心したところへ又今度の問題が起つて来て、今度は二度目の不安を感じておりまして、私どもなどにも、内閣委員をしておる関係もありましようが、やつぱりその関係の人たちが非常に心配されて、訴えて来られるのであります。その立場に立つて見ると、私も非常に気の毒に思つております。
大体のところ本年度のペース・アップを平年度化いたしまして、物価等につきましても騰貴を相当見込み、公共事業費の変更等も考え、逆に行政整理、事務の簡素化等による経費の節減ということを考えましても、本年度に比べまして三百億以上のものが不足する。もちろん税収入と自然増収を見積ります。
さらにもう一つ軍要な点は、固定資産税というものが本年に限りまして、標準税率ではなく、定率税率をもつて課税されることになつておりますが、これらについても、地方においてそれぞれくふうと努力でたとえば行政整理、事務の合理化等をやつて経費の節減ができお場合には、必ずしも定率で税をとる必要もないと考えられますので、他の税法通り標準松率にすべきではないかという意見も持つておるのでございます。
六月一日に逓信省が分離して、郵政、電氣通信の二省が新たに発足したのでありますが、そのために六月中はその分割事務に忙殺されて、行政整理事務にはなかなか手がつけえなかつたのが、その実情であります。七月に入りまして、ようやく両省の現在員が把握できるようになり、新定員に対する過剰人員が判明するに至つたのでおります。
こういうことで大体予定通り滞りなく行政整理事務は進行しているものと心得ております。実は何人を退職させるかというようなこと、並びにいつ実行するかというようなことは、各任免権者たる大臣に任せておりまして、私の方は遅れることのないようにただ見ているだけで、いつ整理されるというようなことは私の方は申し上げかねる次第でありますから御了承願いたいと思います。