1997-06-03 第140回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第13号
それ以降も、第一次及び第三次の行政改革審においても答申されており、ようやく昨年の十二月の閣議決定によってただいま審議されておる法案となったわけでございます。 こうした経緯を見ますと、ディスクロージャーは歓迎すべきことでございますが、遅きに過ぎた面もないではないというふうに考えます。このおくれについてどう受けとめておられるのか、お尋ねをいたしたいと思います。
それ以降も、第一次及び第三次の行政改革審においても答申されており、ようやく昨年の十二月の閣議決定によってただいま審議されておる法案となったわけでございます。 こうした経緯を見ますと、ディスクロージャーは歓迎すべきことでございますが、遅きに過ぎた面もないではないというふうに考えます。このおくれについてどう受けとめておられるのか、お尋ねをいたしたいと思います。
例えば、行政改革審の豊かなくらし部会、ここは三十人の専門員の中に、何と官僚OBが十一人も入っている。そのうちの九名は元事務次官です。そして、肩書は全部民間の肩書です。だから、見ただけではどの方が元官僚OBだか全然わかりません。しかし、調べるとそんなに入っているわけです。ですから、パイロット自治体は骨抜きされたんだというのはこれはもう通説になっているわけですね。
そこで、まさに今必要なものとして、行政改革審などにおいても最終答申に向けて権限のあり方の検証がなされているんではないだろうかと思うわけでございます。私は、この流れはとめられないところか、この流れは当然私たちが追い求めていかなければならない流れだと思うんです。
過般の新聞報道によりますと、パイロット自治体への権限移譲すら各省庁が抵抗をして、行政改革審第三次答申の取りまとめが難航しているそうであります。極めて遺憾に思うと同時に、国民の豊かさやゆとりある生活大国づくりを目指す宮澤総理であるならば、勇気を持ってパイロット自治体づくりに制度、政策を大きく転換すべきと考えますが、いかがなものでしょうか。