1987-09-01 第109回国会 参議院 商工委員会 第3号
そういうふうな問題の中では、行政の裁量というものがやはりこれ行政原理として大きく今後問題視されてくるなと、これはこの問題だけで終わっているわけではなしに、今後注意をすれば生き続けてくる、いつも問題を出してくるところだなと思っているわけでございます。
そういうふうな問題の中では、行政の裁量というものがやはりこれ行政原理として大きく今後問題視されてくるなと、これはこの問題だけで終わっているわけではなしに、今後注意をすれば生き続けてくる、いつも問題を出してくるところだなと思っているわけでございます。
しかし、少なくとも現代の日本を法治国家として自認する以上、その行政は絶対専制下の行政原理とは異ならざるを得ません。まさしく、ここでの行政の基礎は、偏見と独断を排除し、暴力と詭弁とにかわった論証と説得であるはずです。私は、暴力の時期から詭弁の時期に、詭弁の時期から論証、説得の時期に現代の行政は到達していると確信をしています。
歴代の長官、提出されるされると言ってこられましたが、しかし、実際の案文ができたのは一月でございまして、日本の行政原理の中にいままでなかった一種の手続法というものは、もう非常にいろいろな点で問題を含んでおると申しましょうか、他省から見れば目につく存在で、まああれだけ重要な法律案を、一月に案文つくって各関係省庁との討論を経て国会に提出するというのには、私も最初ちょっと時間がないのじゃないかという懸念をもうとにかく
○国務大臣(石原慎太郎君) 先ほども沓脱委員にお答えした際に申しましたが、何分案文ができたのがことしの一月でございましたので、しかも、いままでの行政原理になかった手続法でございまして、非常にこの法律に対する身構え方というものがやっぱり各省非常に微妙でございまして、それで、いろいろな問題が確かに一種の争点としてございまして、それを事務レベルで対処し切れずに、結局時間切れになりましたのですが、そういう各省庁
それからアセスメントについて申されましたが、これは御存じのようにいままでの行政原理になかった新しい法律でございまして、案文ができたのはことし正月でございます。
その時点から、その原案をもちまして各省庁との間の事務レベルでの折衝が始まったわけでございますが、何分いままでの行政原理に存在しない、まあ一種の手続法でございまして、その折衝でいろんな問題が次々に出てまいりまして、結局時間切れになりました。
しかし、先生にも御理解いただきたいのですが、何分いままでの行政原理の中になかった法律でございまして、非常に関係省庁が多うございますし、また、在来の物の考え方、価値観が非常に対立する問題をとらえる法律でございまして、大体この法律の原案と申しましょうか、環境庁の成文を見ましたのが正月に入ってからでございます。
ですから関係省庁が二十近くあるその省庁と、原案の原案の原案をかざしての話し合いというのは本当に正月から始まったわけでございまして、いままでの行政原理になかった手続法でございますので、これは多数の関係省庁と、何といいましょうか、行政理念の、基本理念のようなものから説き起こしての話し合いをしてきたわけで、そういう意味では具体的な作業は半年足らずだったわけで、それにしてはスタッフが非常によく努めまして、大方
○石原国務大臣 従来申し上げてきましたように、いままでの行政原理の中にあり得なかった法律でございますので、関係省庁の中にもいろいろ意見の食い違いと申しましょうか、異論があるわけでございますが、私は、予算委員会でしたか申し上げましたけれども、きざなことを言うようですが、ハーマン・カーンが高度成長のたけなわのときに日本に来まして、日本人にとってこれから必要な問題は、新しい意味と目的の問題であるということを
決して手を抜いたわけではございませんで、これだけ関係省庁の多い、しかもいままでの行政原理に存在しない法律を、二つ、三つ非常な重要な食い違いを残して大方了承にこぎつけたということだけでも、事務方のスタッフの努力を御評価いただければと思いますが、ともかくこういう時代の変わり目に、環境庁は、ある意味で環境問題という一番重要な現代的なあるいは未来的な問題についての意識変革というものの先頭を官庁の中では切ってやってきたつもりでございますが
ただ、言いわけになりますが、これだけ関係省庁の多い多岐にわたります、しかもいままで日本の行政原理に存在しなかった法律を、本当に去年の暮れ、正月あたからやっと案文というものに初めて着手し出しまして、半年足らずでとにかく各省の合意を取りつけるということは、いままでの行政の体験からしまして非常にむずかしいことでございまして、それを可能にすべく努力をしたわけでございますけれども、しかし、お聞き及びと思いますが
○石原国務大臣 たびたび申しておるように、かっての行政原理の中に存在しなかった法律でございますので、いろいろ異論があるわけでございますが、環境庁も環境庁のたてまえというものを基本的に崩さぬ限りの妥協といいますか、折り合いはするつもりでございますが、しかし、そもそものアセスメント法の趣旨、理念というものから逸脱してしまったという形ではこれはやはり意味がないと思いますので、関係省庁にそういったものを理解
○石原国務大臣 先生御指摘のように、縦割り行政の弊害というものはもう環境問題随所に見られるわけでございまして、おっしゃるとおりそれをなくすために、いままでの行政原理の中に存在しませんでした新しいアセスメント法という手続法をつくろうとしているわけでございます。行政原理の中に体験がなかっただけにいろいろな考え方の違いがございますが、最終的な声めの段階に入っております。
○国務大臣(石原慎太郎君) いままで日本の諸所に起こりました環境破壊の苦い体験を踏まえまして、こういう既成の行政原理の中に存在し得なかった法律が着案されたわけでございますから、先生おっしゃいました、その筋を通すという形で立案し、できるだけ早期に提出したいと思っております。
○石原国務大臣 私がこういう発言をすると多分役所は困ると思うのですが、私は法律にそれほど詳しくございませんけれども、いまの行政の縦の分化というのは非常に徹底したものがございますが、このアセスメント法そのものがいままでの行政原理になかったものでございまして、この公害対策基本法の八条をいじらなくても、これはこれとしておきながら、かつアセスメント法の中にこの八条の限りで行われた措置なり調査というものを一つの
○石原国務大臣 石橋委員の質問のときにもお答えいたしましたが、何分いままでの日本の行政原理の中に存在し得ない法律でございますので、いろいろ意見もございました。ただ、ようやく調整もつきかけまして、一両日中に各省の意見をくみ込んだ第二のドラフトを環境庁の中で検討する段階までやっと参りました。それをさらにできるだけ短期間に各省庁に持ち帰りまして、各省庁の合意を得た上で今国会に提出するつもりでございます。
○石原国務大臣 ようやく機が熟してまいりまして、中公審からも中間的な答申を受けまして、それを土台に環境庁の原案をつくりまして、いま関係省庁の言い分を聞いて、今国会に提出するべく慎重ではなしに積極的に努力をしておりますが、この間石橋委員にもお答えいたしましたけれども、従来の行政原理になかった法律案でございますので、いろいろ疑心暗鬼があったり、あるいは反対もございまして、しかし、それを調整しつつ目的を達
そしてこれを法制化しますために、お聞き及びと思いますけれども、ただいまアセスメント法というものを考えておりますが、これができますれば、一つの法律の体系の中で在来の行政原理になかった住民の声を積極的に聞き取るという形で、環境問題についての積極的な行政ができると信じております。
そこで、いわゆる法律による行政原理というものをちょっと考えてみたいと思います。いわゆる事実行為、行政指導、こういうものが、どういう法律との関係にあらねばならないか、こういうことを考える。すなわち行政行為の法律的見解とでも申しますか、まず積極面としては、国民の権利義務に変動を生ずる場合、不利益を課する場合、これは法によらねばならないのは当然だと思います。