1953-03-04 第15回国会 衆議院 厚生委員会 第16号
国民健康保険制度一本にまとめて、職場を持つ国民でなくとも、またあつても、農民であろうとも、中小企業であろうとも、老若男女を問わず、すべて国民たる者はその居住地域内において国保をもつて保健を保障されるという建前、国保一本の線に持つて行かれるのが当然であると思いますので、どうか政府におきましては、一つ一つに手入れをいたしておりましても、まるで膏薬を張つたような形で、とうてい満足な制度が望み得ない今日のこの乱脈きわまる行政ぶりをよく
国民健康保険制度一本にまとめて、職場を持つ国民でなくとも、またあつても、農民であろうとも、中小企業であろうとも、老若男女を問わず、すべて国民たる者はその居住地域内において国保をもつて保健を保障されるという建前、国保一本の線に持つて行かれるのが当然であると思いますので、どうか政府におきましては、一つ一つに手入れをいたしておりましても、まるで膏薬を張つたような形で、とうてい満足な制度が望み得ない今日のこの乱脈きわまる行政ぶりをよく
然るにこの出されている労働省の設置法を見ると、婦人少年局は残つておるが、労働統計調査局はひとり縮小されて官房の一部になつておりますが、これは我々実際に労働省の出先の行政ぶりを見ますと、婦人少年局のごとき、基準監督局の一隅に三名くらいな職員を置いているだけで、事実上不徹底な点が多い。
それから第二は中央の行政ぶりをよく見せて見習わせなければいかん。それから既設の出先機関を廃止することはできない。こういうことを言つたというふうに仰せられるのでありますが、これは若しそういうふうにお聽きになつたとすれば私は、余程言葉遣いといいますか、申上げることが足りなかつた。
それから中央の行政ぶりを地方に見せて、地方に見習わせる必要がある。既設の出先機関は廃止することはできない。こういうふうに御言明になつたのであります。本日只今内務大臣とあなた方からその趣旨の御説明を聽くというと、この間の言葉と食い違つていると思います。私は、この間の言葉はこれから行きますと余りにも誤つておるのじやないかと思います。余りに言葉が過ぎた点がありはしないかといいたい。