1988-12-16 第113回国会 衆議院 法務委員会 第4号
まず、現行監獄法が施行されてわずか十四年後の大正十一年に司法省内に行刑制度調査委員会が設置をされまして、検討を行い、翌年答申をいたしましたのを第一次といたしまして、その後、戦前戦後を通じ、大別して八回にもわたる作業が行われております。
まず、現行監獄法が施行されてわずか十四年後の大正十一年に司法省内に行刑制度調査委員会が設置をされまして、検討を行い、翌年答申をいたしましたのを第一次といたしまして、その後、戦前戦後を通じ、大別して八回にもわたる作業が行われております。
戦前も、大正十一年から、行刑制度調査委員会をはじめとして、五回にわたって改正のためのいろいろな委員会というものが開かれている。戦後も、昭和二十二年、監獄法改正調査委員会というのができて、昭和三十三年から昭和三十九年までの間は監獄法改正準備会というのができて、非常に熱心に検討をされたと思うのです。改正のためのこういった動きがありながら、現在までどういうわけか実現しないで中止になっているんです。
それに関連する資料につきましては、すでに大正十一年以来、行刑制度調査委員会あるいは監獄法改正調査委員会あるいは刑務法案調査委員会といったようないろいろな委員会ができまして、その当時における世界各国の行刑思潮を取り入れたいろいろな案を検討いたしておるところでございます。