1990-05-17 第118回国会 衆議院 予算委員会 第18号
これは昭和四十年の十一月五日の衆議院日韓特別委員会での答弁であります。これは否定できない事柄であります。これはまさに植民地支配を合理化し、そして美化するものだというふうに思います。そして、この発言がいまだに取り消されていないのです。
これは昭和四十年の十一月五日の衆議院日韓特別委員会での答弁であります。これは否定できない事柄であります。これはまさに植民地支配を合理化し、そして美化するものだというふうに思います。そして、この発言がいまだに取り消されていないのです。
すなわち、昭和四十年、日韓国会の際、衆議院日韓特別委員会において、質疑打ち切り、強行採決の動議を提出した張本人だったのであります。まさに、因果はめぐるであります。かつて、みずから強行を演じた藤枝君は、今度は他人の強行のために犠牲にならなければならないのであります。去る十六日、松田、藤枝正副議長の就任は、すでにその日から今日の醜態を予定されていたといわなければならないのであります。
去る十一月六日の衆議院日韓特別委員会並びに十一月十二日未明の本会議における政府、自民党のたび重なる暴挙は、議会の民主主義を完全にじゅうりんし、一党独裁による議会の否認と言わざるを得ない。
十二月の六日に、衆議院日韓特別委員会におきまして、わが党の横路君が……(「十一月だ」と呼ぶ者あり)十一月六日であります。間違いました。衆議院日韓特別委員会におきまして、わが党の横路君が、対日請求権八項目について質問を開始せんとしたとたんに、質疑打ち切りの動議が出されたのであります。そして、参議院の十二月四日はどうでしょうか。
それにもかかわらず、政府・与党は、基本的な疑点を明らかにしないまま、衆議院日韓特別委員会と本会議と、再度にわたり、抜きうち的に採決を強行しました。政府・与党がこのような手段をとったのは、かくして議案を参議院に送りこめば、仮りに参議院の議決がなくとも、三十日の経過と共に成立するという、いわゆる自然成立を狙ったものであることは明らかです。
申し上げるまでもなく、去る十一月六日の衆議院日韓特別委員会の採決ぶりよりも、さらに一段と悪質な乱暴さを増したのでありまして、このような状態につきましては、国民すべてが今日憤りを感じていると私は思っておるものであります。
まず第一に、これは特に大切な問題でありますので、重ねてお尋ねいたしますが、衆議院日韓特別委員会及び本会議における自民党の強行採決について、政府の見解をお伺いしたいと思います。 新聞報道によりますと、田中自民党幹事長はこう言っております。「二院制を、憲法、国会法のたてまえからすなおに理解してもらいたい。極端にいえば、参議院は一日でも二日でも議了できるのだ」、これは驚くべき暴言であります。