1955-07-21 第22回国会 参議院 予算委員会 第41号
この投票も即儀礼的あるいは形式的投票でなくて、投票する人も信任をこめた投票に意味づけるということと、同時に、指名を受けた、首班の指名を受けた者も、実際に自分に指名選挙で一票をくれた人が、実際にそのときの衆議院勢力から見て絶対過半数ではない、こういう場合には、みずから辞退すべきだと、こういう政治慣行を確立して、その制度の改正と同時に、政治慣行の確立によって、一たび内閣が成立したならば十分その施策が行える
この投票も即儀礼的あるいは形式的投票でなくて、投票する人も信任をこめた投票に意味づけるということと、同時に、指名を受けた、首班の指名を受けた者も、実際に自分に指名選挙で一票をくれた人が、実際にそのときの衆議院勢力から見て絶対過半数ではない、こういう場合には、みずから辞退すべきだと、こういう政治慣行を確立して、その制度の改正と同時に、政治慣行の確立によって、一たび内閣が成立したならば十分その施策が行える
ただ議会勢力が著しく民意と懸離れておるというその事実を、どうして掴むかという問題が残されておるのでありまして、政府において現在の衆議院勢力が著しく民論と相違しておるという事実がはつきりいたしますならば、議会によつて、或いは又政府によつて衆議院の解散が行わるべきものと信じております。今日只今直ちに衆議院を解散するという意向は政府において持つておりません。