2014-11-13 第187回国会 衆議院 厚生労働委員会 第7号
第一に、鳥インフルエンザについて、新型インフルエンザ等感染症に変異するおそれが高いものに限って二類感染症とし、その範囲は政令で血清亜型を定めることにより特定することとしています。あわせて、中東呼吸器症候群を二類感染症とします。
第一に、鳥インフルエンザについて、新型インフルエンザ等感染症に変異するおそれが高いものに限って二類感染症とし、その範囲は政令で血清亜型を定めることにより特定することとしています。あわせて、中東呼吸器症候群を二類感染症とします。
さて、今般の法改正におきまして、動物から人へ感染する鳥インフルエンザが人から人へ感染するようになるおそれがある特定の鳥インフルエンザにつきまして、血清亜型を政令委任することにより二類感染症に位置づけることとしている、このように認識しておりますが、このような病原体の変異の発生は今後もあるのか、また、どのようにこれを捉えてそれに対応しようとしているのか、お聞かせ願えますでしょうか。
○新村政府参考人 鳥インフルエンザにつきましては、ウイルスの変異が突然かつ頻繁に生じるため、今後も、二類感染症に相当する新たな血清亜型の鳥インフルエンザの発生はあり得るものと考えておりますが、その発生を前もって予測するというのは困難でございます。
今般の法改正によりまして、鳥インフルエンザのうち血清亜型が新型インフルエンザ等感染症に変異するおそれが高いものにつきましては、その血清亜型を政令で規定することによりまして、指定感染症に指定するプロセスを経ずに二類感染症として緊急に入院等の措置を講ずることが可能となります。
今般の法改正において二類感染症である鳥インフルエンザの血清亜型の範囲を政令に委任する理由について、厚生労働省は、ウイルスの変異が突然に、かつ頻繁に生ずるため、二類感染症に相当する鳥インフルエンザが発生した場合に機動的にできるように新たに備える必要があると答弁をしました。
また、鳥インフルエンザにつきましては、ウイルスの変異が突然かつ頻繁に生じるため、二類感染症に相当する鳥インフルエンザがどの血清亜型で発生するかを予測することはできないということ、それから、二類感染症相当の鳥インフルエンザについて、人への感染例がほとんど見られなくなるなど入院措置を講じる必要性が認められなくなる場合もあり得ると考えております。
しかし、今般の法改正では「特定鳥インフルエンザ」とのみ記載するだけで、血清亜型の範囲については政令で定めるとされております。検体提出など強制的措置の対象となる範囲が法律から政令へと緩和されているわけです。このことは問題ではないでしょうか。
改正法案におきましては、二類感染症である鳥インフルエンザにつきましては、血清亜型は政令に委任することとするものの、法律におきまして新型インフルエンザに変異するおそれが高いものであるということを定めております。そして、政令で定められる血清亜型を厳格に限定することとしております。
○長沢広明君 インフルエンザウイルスの場合、H幾つとかN幾つとか、こういう部分が血清亜型というふうに言うんだそうですけれども、現行法では法律の条文に血清亜型が明記されてきましたが、今回の改正案では、鳥インフルエンザについては政令により血清亜型が規定されると、こういうことになりました。
第一に、鳥インフルエンザについて、新型インフルエンザ等感染症に変異するおそれが高いものに限って二類感染症とし、その範囲は政令で血清亜型を定めることにより特定することとしています。あわせて、中東呼吸器症候群を二類感染症とします。
二番目のお尋ねでありますけれども、このインフルエンザ、血清亜型が先ほど申し上げたH2N2でありますけれども、一部の大学あるいは研究機関で保管しているというふうに承知しております。保管をしているということであります。(園田(康)委員「発生する可能性は」と呼ぶ) これは、H2N2については、今のところ、近未来で発生するということを言われる専門家は実はおりません。
それから、韓国で昨年の十二月に、先生今おっしゃいましたようにアヒルの農場で鳥インフルエンザウイルス、これは血清亜型からいたしますとH5N2の弱毒タイプということでございまして、これが発生したということであります。これは、たまたまサーベイランスを韓国政府が行っているその中で確認をされたものでありまして、その発見された即座に九千羽の殺処分をして埋却したというふうなことでございます。
これまでの山口と大分のケースに関する疫学調査におきましては、発生経路を疑わせる人、車両等の出入りは確認されていない、京都のウイルスに関しましては、一例目、二例目と同様の血清亜型H5N1であることが確認されておるわけであります。 渡り鳥からの感染の可能性については、いずれも、発生現場の周辺でも渡り鳥が飛来していることが明らかになっております。