1981-04-17 第94回国会 衆議院 環境委員会 第6号
また、合成洗剤の中には螢光染料というような発がん性の物質も使われているわけです。うっかりふきんなんか洗っている人たちが非常に多い中でそういう心配もある。だから合成洗剤を使わないで昔の石けんを見直してみようということになったわけです。ところが、石けん工場に行きますと、材料が不足しているというわけでなかなか需要にこたえにくいという問題が提起されました。だから廃油を石けんにということになったわけです。
また、合成洗剤の中には螢光染料というような発がん性の物質も使われているわけです。うっかりふきんなんか洗っている人たちが非常に多い中でそういう心配もある。だから合成洗剤を使わないで昔の石けんを見直してみようということになったわけです。ところが、石けん工場に行きますと、材料が不足しているというわけでなかなか需要にこたえにくいという問題が提起されました。だから廃油を石けんにということになったわけです。
○内田善利君 この螢光染料が飲料水の中に残っているという記事を見たんですが、東京慈恵医大の小机教授他の研究で、井戸水や水道水に紫外線を照射したときの光りぐあいがABS混入量とほぼ一致し、その螢光を発する物質は洗剤に添加されている螢光増白剤であることがわかったということなんですが、この螢光増白剤はいまでも使っておるわけですか。
その後の研究報告は私は存じませんけれども、螢光染料というものの化学構造がスチルベン系統のものなんでありますから、どうもやはり発ガン性を持つ可能性は十分あると予測されるわけですね。これでは否定されておりますけれども、予測されるわけです。この辺について衛生試験所等は御研究になっていらっしゃいますか。
ただいまの螢光染料の発ガン性につきましては、先生のおっしゃるとおりスチルベンに似ておるという化学構造から、その発ガン性は十分考慮しなくてはならぬだろう、私もそのように思っております。しかしながら、この線につきましての、そういう十分信頼すべき、あるいは広範囲な研究は、私まだあまり文献として読んでおりません。