1952-02-12 第13回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
銀行は昨年の夏ごろでありますが、自主的融資規正委員会というものをつくりまして、当分の間設備資金は、市中銀行としては貸し出すことを一切差控えるという、一つの申合せというと語弊がありますが、そういう意見書をもつて意見が一致したわけでありますが、この意味も何も長くそういうふうな態度でおるというわけではなくして、昨年の情勢から見て、朝鮮動乱その他から少し過剰投資があつたから、これでぜひ設備資金は控えたい。
銀行は昨年の夏ごろでありますが、自主的融資規正委員会というものをつくりまして、当分の間設備資金は、市中銀行としては貸し出すことを一切差控えるという、一つの申合せというと語弊がありますが、そういう意見書をもつて意見が一致したわけでありますが、この意味も何も長くそういうふうな態度でおるというわけではなくして、昨年の情勢から見て、朝鮮動乱その他から少し過剰投資があつたから、これでぜひ設備資金は控えたい。
また融資規正委員会とかいう、多分銀行屋の会合だろうと思いますが、そういう方面から同じような声が出、銀行協会という協会の方面からも、三十五億しか出さぬというような声が、ひんぴんとして出ておるのであります。
現在別に法律的根拠はございませんが、アメリカで行われておりますような例に倣いまして自主的な融資規正委員会というものが銀行を中心にして設けられております。
例えばお話のうちで市中銀行をして或る特定なものへの融資を先にさせるというようなことは、私共はこれは融資準則、融資規正のあれが残りまして、これで産業資金をそれぞれの分野で確保する。
○木村禧八郎君 併しそれは非常に抽象的なことですが、実際問題として融資規正は、例えば市中銀行、市中の金融機関に集まつた預金をどういうふうに運用するかという、それについて例えば貿易手形にこれだけ融通するとか、或いは石炭工業ならこれだけ融資するとか、そういう新らしく市中金融機関に集まつた預金の運用について適用されると思うのです。
特に融資規正というようなものは相当強い。これは市中銀行に対する規正と言いますか、いわゆる資金統制になつておりまして、そういう点は尚できるだけ私共も金融機関ともども努力いたしてやつて行けると思います。
総体的な構想といたしましてでき上つたのでありますが、前年度、二十三年度におきましては、特別会計における國債の発行、それから借入金の増加、復金債券の日銀引受け等によりまして、通貨の増発がありましたし、またこれらのいわゆる財政資金消化のために、財政の面から金融の面を圧迫するという、いわゆる三五%の融資規正、こういつた事態が存在しましたのでありますが、本年度、二十四年度におきましては、今回のいわゆる総合予算
第一に、前年度におきまして、この特別会計における國債の発行、それから借入金の増加、復金債券の日銀引受けなどによりまして、通貨の増発があり、又これらの財政資金消化のために、治政の面から金融の面を圧迫する、即ちこの三十五%の融資規正というようなものがありまして、そういう事態が存在したのでありますが、本年度即ち二十四年度におきましては、今回のいわゆる総合予算の完全均衡の原則という下に、原則として國債の発行或
とにかく從來と異なりまして、國債、復金債等の財政所要資金を市中から調達する必要はなくなつたのでありますから、今年度の融資規正の狙いは、重要産業の設備資金の確保、貿易手形、公團認証手形等の緊要な運轉資金の供給が円滑に行われ、短期國債消化の点等が問題になつて來るのであります。
從來の金融政策を全面的に檢討し、生産と金融の調整を中心といたしまして、融資規正の改訂を行う必要があると思いますが、いかがでありますか。以上の諸点に関する所管大臣の御見解を承りたいと思うのであります。 第三に、産業行政につきましてお尋ねをしたいと思います。
第四に、融資規正の問題についてお話がございましたが、先ほどお答えいたしました通りに、今後資金の活用につきまして十分注意をいたしまして、融資規正の改正はもちろん、信用統制につきましても、特段の努力をいたしたいと思います。金融を引締めるという氣持はないのでございまして、産業復興、経済再建につきましては、できるだけの金融をすることを申し上げてお答えにいたします。
更にもう一点、金融機関に集まる預金、或いは金融機関に還流をする資金に対しましても、金融機関の全くの自由放任に委せる、金融機関の自律性にのみ委せるということは、必ずしも現在参りつつある新らしい経済関係の下においても、適当ではないのであつて、やはり今までやつておりますような或る種の融資規正の方法は、これは必要であろう、否むしろ金融の情勢が政府資金よりも、金融機関の資金に武らざるを得ない状況の下においては
それから第三には金融機関におきまして、今日最もわくをはめられておりますのは、御承知の通りいわゆる融資規正準則であるのでございます。これにつきましては、昨年の六月以來その改訂が行われておらなかつたのでありますが、この融資規正準則につきまして、これを大幅に改訂する必要を認めまして、いろいろ改善を加えたのであります。
なおしかりとはいえども、通貨並びに金融の面に対して、施策なきやのお話でございましたが、この点については鋭意研究を遂げておりますのみならず、問題としてわれわれが取上げました点につきましては、これまた再々本会議において私より申し述べました通り、あるいは融資規正準則の相当程度の改善、あるいはまた中小商工業者に対する金融の面の緩和、あるいはまた金融機関に対しまして國債の保有高に対する緩和とか、その他相当の政策
昨年六月以來、いわゆる融資規正準則がそのままにすえ置かれたのでありましたが、これを今日の金詰まりの状況に即應いたしまして、相当根本的に改訂を加えまして、数多くの修正を加えたのであります。次には、丙種の運轉資金につきまして、從來は一件三十万円を限度といたしておつたのでありまするが、これを五十万円に引上げたのでございます。
今いろいろの融資規正の上からいきまして、集まつた資金のうちの、どれだけの部分は必ずもたなければならないというふうに規正されております。またもつことによりまして、日本の経済の再建が速やかになるのでありますから、喜んでもつておるのでありますけれども、やはり企業の問題でありますから立行かないような、あるいは非常な影響を受けるようなことになりますれば、あるいはそういうふうなことが起り得るのであります。
尚附言いたしまするが、現在金融行政の法案はいろいろ研究中でございまして、大体この第二回國会中には御審議を頂くことに是非いたしたいと考えておりますが、その金融業法の中に、できるならば融資規正の少くとも根本は法的根拠を置いて頂くような規定を入れて頂きたいものであるというふうに考えております。
中央、地方の財政を通じ極力赤字の発生を抑止するに努めておりますが、止むを得ず公債を発行する場合におきましても、全額市場消化を図るこ一とが必要でありますので、公債の発行は原則として公募による方針を堅持すると共に、先に一言いたしましたように、融資規正により一定制合の融資基準限度を超える額は、公債の消化等財政資金に振向けることといたした次第であります。
御承知の通り漁船建造資金は、他の産業同様に金融の逼迫によりまして、全國的に非常な建造資金の窮迫を告げておるのは事實でありまして、政府におきましては、これが打開のために種種の努力をいたしておりますが、問題は最近發せられました融資規正の問題が一番大きく影響しまして、この陳情書にもありますように、農林中央金庫及び地方の銀行等は、その融資規正の影響で、出したい資金もなかなかこの規正によつて出せないという事情
それから産業資金につきましては、先般來から融資規正をいろいろ行つておるのでありますが、それでも尚生産を増強するために、超重点的に必要な、例えば石炭とか、肥料等の重要産業については、生産を維持拡大して行くための相当巨額の資金を出しておりますし、殊に今囘の價格改訂によりまして、一應從來の赤字資金は消減したことになつているのでありますけれども、尚運轉資金その他が増大しておりますし、更には最近公團の運営が活溌
それに應ずる金融の仕組は傾斜金融、その方法として融資規正の準則を作つてそれによつてやつて行くというわけです。それから殘りの四十五億圓、五〇%、これをどうするかということになりますと、その五〇%のうちの約二割くらいを特殊の重點産業に融資するという計畫です。それから殘りの八割を財政資金、即ち一般會計の赤字、これは豫定上は出ない計畫でありまするが、時期的ずれの關係上出る場合があるのであります。
そうした場合に金を借りるというときに、今融資規正の問題もあり、又先程言つたような交際手數料というふうないろいろ餘分な問題もあつて、極めて困難を感じておる。現に又勞働者に支拂う賃金さえないというふうな實情もありますし、又或る資本家においては、金がないということ、又銀行が貸してくれないということを口實にして、賃金の値上げを抑えたり支拂わなかつたりすることが、非常に頻々としてあるわけであります。
ただいま御承知の通り産業金融機關の融資規正をやつておるのであります、その規正によりますると、集まつた純粹なる蓄積の半分は自由投資にいたしますが、それを超えるものは産業資金、財政資金に配分することになつているのでありますが、そこで二百六十億圓の資金が集まりますと、その半分の百三十億が産業金融にまわし得る金になるのであります。