2002-11-08 第155回国会 衆議院 財務金融委員会 第4号
今まさに先生御指摘をされたことが今法律案の最大の課題の一つでございまして、金融機関からヒアリングを通じて聞いているところでは、合併等の組織再編に伴い自己資本比率が低下することが見込まれるような場合には合併等をちゅうちょする場合もあり、また自己資本比率低下に伴う融資対応能力の低下も懸念されているところであります。
今まさに先生御指摘をされたことが今法律案の最大の課題の一つでございまして、金融機関からヒアリングを通じて聞いているところでは、合併等の組織再編に伴い自己資本比率が低下することが見込まれるような場合には合併等をちゅうちょする場合もあり、また自己資本比率低下に伴う融資対応能力の低下も懸念されているところであります。
○橋本内閣総理大臣 私どもは、不良債権の処理、これを急ぐことは我が国の金融システムというものの安定性及び内外の信頼を確保する、そして金融機関の融資対応能力を向上させていくという観点から、我が国の経済にとりまして極めて重要な課題だという認識をいたしてまいりました。
このように金融システムの安定性の確保のための施策は逐次具体化、実行されておりますが、特に私が申し上げたいのは、やはり金融機関が自律性を持ってやることである、融資対応能力を確保するということが必要である、新たな自己資本充実策もやはり着実にやっていかなければならないという指導をしておるところでございます。
さらには、資産価格の下落ということが金融の融資対応能力を低下をさせたということもかなり影響があったんだというふうに私は思っております。そういうこともあって、国内の民間の需要、最終需要を中心として引き続き低迷をしてしまっているという現在の我が国の経済、厳しい現状というものを○・一%という数字が率直に反映をしたというふうに理解をしているわけでございます。
このままでは平成五年度の政府経済見通し三・三%の達成は難しいのではないか」との質疑があり、これに対し宮澤総理大臣並びに船田経済企画庁長官から、「今回の不況は、在庫循環による不況に加え資産価値の下落が重なつたため、家計の消費意欲と企業の投資意欲が失われたばかりではなく、金融、証券等にも大きな影響を及ぼし、融資対応能力の低下等の要因が加わり、景気の見通し、対応が非常に難しくなっている。
金融機関においては融資対応能力というものが著しく損なわれましたし、証券市場においてはエクイティーキャピタルを起こすということが非常に難しくなった。いわばそういう経済の循環とでも申すべき、血液とでも申すべき部門がかつて経験したことのない影響を受けたことによって景気の立ち直りがさらにおくれておるという、一言で申しますと、私はそういうことであると思っております。
もちろん、今回の景気調整局面、不況に入り込んでいった、そして不況の溝が非常に大きい、そういう特徴があるわけでございますが、その原因としては、先ほども藁科先生お触れになりましたように、旧来型の循環の要因に加えましてやはりバブルの崩壊、それが資産デフレということになって、そのことが実体経済というものに、例えば金融の融資対応能力が著しく欠けたりとか、あるいは消費者の消費マインドが逆資産効果ということで冷え
すなわち、資産価格の崩落によって、家計は消費意欲を失うに至りますし企業は投資意欲を喪失するばかりでなく、また今回新しいことは、それによって金融機関が融資対応能力を非常に損傷いたしましたし、また証券市場がエクイティーキャピタルを起こすことが難しくなったというそういう新しい要因がございました。
これは統計ばかりでなく実感でもそうでございますから、私がこの間やや好転の感じがあると申しましたのは、これはもう御承知のとおり、今度の不況というものが在庫調整をめぐる循環だけでなく、資産下落ということがあって、資産の下落というのは、資産価格の下落は当然ながら家計では消費に影響いたしますし、企業では投資意欲に影響いたしますし、また金融機関に、今回特に金融、証券にそれが影響いたしまして、金融機関は融資対応能力
また、それが金融機関に及びましたために金融機関は融資対応能力を欠くことになりましたし、証券市場においてはエクイティーキャピタルを起こすことが非常に難しくなった。経験したことのない要素を含んでおりましたために、昨年の春ごろからでございますけれども、これにどう対応するかということで、先ほどお話しの十兆七千億円の総合経済対策を八月に決定いたしました。
これによりまして家計の消費の意欲は非常に沈滞するに至りましたし、企業においては投資意欲というものが失われるばかりでなく、これが金融機関、証券会社等々にも大きな影響を及ぼしまして、金融機関の融資対応能力の低下あるいは証券市場におけるエクイティーキャピタルの募集の困難さ等々、そういう要因が加わりましたために、このたびの景気の見通し等対応が非常に難しくなっておるというふうにまず現状を判断いたします。
いつぞやも申し上げたと思いますが、今回の不況というものがいわゆる在庫を中心にした循環だけではなく、資産の逆効果といいますか、バブルによるところの資産の下落によって家計においては消費意欲を、企業にとっては投資意欲を非常に損なうに至ったばかりでなく、国民経済の循環系統に当たりますような金融機関が融資対応能力を失う、あるいは証券市場がエクイティーキャピタルを起こす能力を甚だしく喪失するといったような要因がございますために
そのほかに、その逆資産効果からきました銀行、金融機関の融資対応能力の低下、あるいは証券市場におけるエクイティーキャピタルの調達の困難といったようなものは、先ほど中川委員の言われましたように経済の循環器系統にも当たるような部分かと思いますが、その部分が機能を甚だしく喪失をいたしておりますので、それが今回の景気を複雑なものにしておると思います。
金融機関の不良資産の増大による内部蓄積の減少から、金融機関の融資対応能力が低下をする、あるいは金融システムの安定性の問題への懸念を生むということがありまして、それがまた実体経済に影響を与えている、こういう状況でございます。 政府としましては、このような状況が進展をして、これ以上国民生活に悪影響を及ぼすことがないように、適切かつ機動的な経済運営に努めることが重要である、こう考えております。
つまり、金融機関の不良資産、不良貸付分がそれだけ多くなっておるわけでございますから、金融機関の融資対応能力が落ちている。先ほど日銀総裁が言われましたマネーサプライの問題でございますが、これがマイナスになっているということは、一つは金融機関そのものが貸し出しをするということに実は非常に消極的になっている。あるいは融資需要も少ないかもしれませんが、そういう消極的な態度がある。
金融機関自身の問題でございますから、金融機関自身の自助努力が何といっても基本でございますが、ただ、金融機関の融資能力、融資対応能力が非常に落ちてきたということは、国民経済における血液の流れの結滞のようなものでございますので、政府といたしましてもこの点は十分に金融機関が対応いたしますように、政府としてやれることはいたします。大事な問題というふうに考えております。
加えて、バブルの崩壊によって資産価格が大幅に下落し、金融面では金融機関の融資対応能力の低下や金融システムの安定性の問題が懸念される一方、実体経済面にも影響を与えております。
加えて、バブルの崩壊によって資産価格が大幅に下落し、金融面では金融機関の融資対応能力の低下や金融システムの安定性の問題が懸念される一方、実体経済面にも影響を与えております。