2008-04-10 第169回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
○紙智子君 今回のこの法案の廃止ということが蚕糸業界そのものにとってやっぱりプラスにはならないというふうに思います。そういう意味では、やっぱり賛成できないなということを申し上げまして、質問を終わります。
○紙智子君 今回のこの法案の廃止ということが蚕糸業界そのものにとってやっぱりプラスにはならないというふうに思います。そういう意味では、やっぱり賛成できないなということを申し上げまして、質問を終わります。
それで、当然事業団等も効率化、合理化に努めて、この四百円という手数料の問題についても検討、努力しなきゃいけないし、まあそういう意味では、やはりこれは、シルク産業と申しますか、蚕糸業界全体が合意に達するような水準をにらみながら、制度としても、法律では、この徴収の仕方については通産大臣と農林水産大臣が協議するということにもなっておりまして、両省十分に話し合って決めたいというふうに思っております。
○政府委員(関谷俊作君) 繭糸価格安定制度の意義でございますが、これはやはり日本の蚕糸業、こういう面から見ますと、この経営の安定につきまして、価格の安定を図るということについて経営の安定を図る面で蚕糸業界としてはこの制度の根幹の堅持については大変大きな期待を寄せておられると思いますし、また一方、需要者の面から見ましても、一定の安定帯の中で価格の安定が図られるために事業団が活動するということでございますので
御高承のとおり、我々蚕糸業界は事業団が唯一のよりどころであります。安定制度の維持の中心的機関であります。事業団機能の回復こそ、我々蚕糸生産者の最も望むところであります。
○滝沢委員 今お聞きのようないわば気の遠くなるような金が投入されても、なお蚕糸業界は満足をしない、生産農家も満足はしない、そして国もこのことが苦労惨たんの青息吐息ということで、三万両損という言葉はありますけれども、三者三様に苦労しておるのが今日のたどり着いたところであります。 事務的なことで大変恐縮でありますが、今この事業団に働いていらっしゃる職員の方々は合わせて何人でいらっしゃいますか。
○宮地分科員 農林水産大臣に、ぜひ今後については、このいわゆる基準糸価の告示に当たっては、もっと消費者あるいは絹織物業界などのそうした情報、意見、こういうものにスピーディーに対応して、やはり的確に、そして業界の、もちろん蚕糸業界、生産者から消費者までありますけれども、どちらかというと今までは生産者の方に非常に目を向けられた立場での情報の対応が強かった。
私もこれは読んでいたのですが、現場の農家へ行きましたら、この記事をわざわざ切ってきて、こうやっていよいよ新しい製品が開発される、こういう兆しが見えてきているのです、こういうことで非常に期待し、喜んでいる、一歩でも絹の需要が拡大されることを最大の喜びとしておられる、そういう蚕糸業界の皆さんに対しても特段の御努力をお願いをしたいと思っております。
日本の蚕糸業界が本当につぶれてしまったならば、すぐ近くに蚕を飼っている農家がいるからこそ絹のよさとかそういうものがわかっている、国内の蚕糸業界がどんどん先細りをしていくような状況の中でますます日本の国民の絹離れは進んでいくわけであります。そうすれば、結果として相手国の日本に対する輸出は将来においてどんどん落ち込んでいくわけであります。
そこで、今回の法改正が蚕糸砂糖類価格安定事業団の在庫処理と赤字解消対策のみに終わることなく、現在の蚕糸業界の危機をどのように打破していくか、また、将来ともに産業として成り立つ、また大いに発展できる展望をどのように切り開いていけるのか、このことが蚕糸業に携わる方々の最も強い御要望でもあり、一番重要なポイントであろうと考えるわけであります。
最近の養蚕、蚕糸業界は大変な危機に立ち至っているわけでありますが、そういう中で絹織物の新規需要開発のためにいろんな手だてが講ぜられております。
そういうことがありますので、私も蚕糸業界のことについては素人ですけれども質問申し上げましたので、最後にもう一度大臣のお話を聞いて私はやめます。
したがって、在庫の増加、生糸価格の低落で蚕糸業界は不況で最悪の事態になっているわけです。大体この不況の原因はどこに起因をしているのか。もちろん価格の低落とか需要の低下ということは聞いておりますけれども、実際にこういった不況の原因はいろいろあるでしょうけれども、具体的にどこに起因しているのか、お教えいただきたい。
○国務大臣(金子岩三君) 蚕糸業界が大変落ち込んでいるのは、これは需要が非常に停滞したということが原因でしょうが、それにつけて、ただいまいろいろ御指摘になっております操糸原料の繭とくず繭がいろいろ取引上混合されておるというようなことを承りましたが、これは大変な問題でありますので、当然私の方でひとつ積極的に検討をさしてまいりたいと思います。
以上、私から、特に現在このような問題をぜひともお願いできたら、いま目下非常に混迷しておりますこの蚕糸業界が恐らく新しい方向を生み出していくであろう。そして日本の蚕糸業が長く健全な、安定的な体系に基づいてこれからも長続きがするであろう。
○野田政府委員 横手委員御指摘のとおり、現在絹業界、そしてまた蚕糸業界、みんなが大変な辛酸をなめておるわけでございます。基本的には、国民の需要構造が変わってきたということが大きな原因だと思います。その中で、少なくとも綿製品の最大の市場であります日本の需要動向というものが非常に大きく影響を与えていることも確かであります。
大臣は、この農林水産省のいわゆる後退した姿勢というか、いま大臣から答弁のあったような考え方が蚕糸業界に与えている影響をどういうふうに思いますか。また、今日のような状態に直面して、糸価の決定に当たっての基本的な考え方についてこの際明らかにしてください。
したがいまして、決められたところに従って業務を適確かつ円滑に行うということが本務でございますから、政策にわたることを直接云々はしがたい立場にあるわけでございますが、現在の問題といたしますと、事業団が過剰在庫を抱えているということが蚕糸業界の問題の象徴になっているわけでございます。そこでこの在庫をどのように処理していくか。
五十三年の一月から五十四年の十一月、約二カ年間に及ぶわけでありますが、その誤報の与えた蚕糸業界への影響といいましょうか、損害というものは非常に甚大であると私は見ているのです。たとえば在庫が一億三百四十四万七千平米というように通産統計で報告をされておりますが、正しくはこれが後に修正をされて八千三百四十四万七千平米であった。実に二千万平米も水増しという形で報告をされている。
このうち国内糸は一万二千俵、輸入つまり外国の糸が七万八千俵、わが国の蚕糸業界が塗炭の苦しみに陥っているということは、そういう大量の外国からの輸入というものが一つのネックになっていることはもう自明のことなんです。
私どもとしても、国内の需給を踏まえて、できるだけ国内の絹業あるいは蚕糸業界に影響を与えないように努力しているところでございます。 それから、その二国間協定を迂回いたしまして入ってくるようなもの、これは一昨年来間々見られたところでございますが、これに対しましては、貿管令を発動いたしまして事前許可制により監視いたしております。
通産省の統計によると、蚕糸業界は通産省の織物統計等をきわめて有力な判断材料としておるわけでありますけれども、生糸の生産市場で価格が決定されているわけですが、この問題について過般誤報があったことについて通産省は知っていると思うけれども、どういう誤りがあったかということについて明らかにしてもらいたい。
いま、石油危機の問題や、資材や肥料の急騰で生産費が非常に増大をしまして、養蚕農家をはじめ蚕糸業界が再生産ができないような状態まで追い込まれています。そこで、その審議会におそらく答申を求めると思いますが、一つは、この基準の糸の値段ですね、これを基準糸価一キロ当たり一万円以上にしてもらいたい。二つ目は、蚕糸事業団の中間買い入れワクを現在の三万俵から五万俵に拡大をしてもらいたい。
いいたしましたところ、それで決定されたわけでありますが、その後四月以降も丹後とかあるいはその他の機場地帯における生糸に対する最近の旺盛なる需要にささえられまして、四月以降さらに糸価は回復いたしまして、この最近の時点におきましては七千四百円台をこえる現物の糸価になりまして、さらに多少思惑もからんでいるかとも思いますが、この六月、七月の端境期にはさらに先物は高い価格を堅持いたしておりまして、全体といたしまして、蚕糸業界
これは昭和四十年、横山答申があった当時の状況と今日の状況は、日本の蚕糸業界の状況というものは根本的に変わりつつある。水田を休耕・転作しなさい、政府はおっしゃるけれども、何をじゃおやりなさいということは具体的にお示しにならない。その条件の整備にも御尽力になっておらない。その中にあってわが国の蚕糸業のもとである繭の生産量は世界一、輸入量も世界一である。