1988-04-21 第112回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号
生糸の価格問題については、蚕糸価格安定制度という制度があるわけですけれども、この制度は、安定価格帯の中に生糸の価格をおさめる、そして高ければ放出をする、安ければ買い入れをする、こういう制度になっておるわけですが、現在の生糸価格というのは安定上位価格を超えた状態が非常に長く続いている。一体この理由は何か。
生糸の価格問題については、蚕糸価格安定制度という制度があるわけですけれども、この制度は、安定価格帯の中に生糸の価格をおさめる、そして高ければ放出をする、安ければ買い入れをする、こういう制度になっておるわけですが、現在の生糸価格というのは安定上位価格を超えた状態が非常に長く続いている。一体この理由は何か。
また、私がずっと取り上げております生糸市場におけるルール違反の取引については、蚕糸価格安定制度を悪用していわゆる仕手の商品を蚕糖事業団が買い上げて多くの批判を浴びる。これは決算委員会でも附帯決議が出ておるわけでありまして、非常に重要な問題だということで言っておるわけであります。
そこで、一回会計検査院にお伺いをいたしますけれども、会計検査院の検査報告は、特記事項として蚕糸価格安定制度についてはいろいろと何回か問題提起をしておると思うのです。それで、これで十分な改善がなされていると思うのですかね、今のような私のやりとりを聞いておっていただいて。その点どのように御判断になられますか。
○草川委員 問題は、そのとおり実行されておればいいわけでありますが、私がきょう指摘をしたいのは、いわゆる蚕糸価格安定制度、当時、一キロ当たり一万二千円で買い支えをする——買い支えをするという言葉が適当かどうかわかりませんが、価格安定制度というのがあります。その制度が仕手戦に利用されたのではないかと思われる経過があるのですが、その点はどのように考えられますか。
○草川委員 あったのではないかというのは、仕手に蚕糸価格安定制度が利用されたということをお認めになったと理解していいですか。
実は私は蚕糸の輸入一元化政策、それからまた蚕糸価格安定制度の問題について、今まで政府に対して質問主意書を六回連続して昨年来から出しておりますが、極めて答弁はすれ違いでありまして不満であります。
そんなことでございますが、しかしながら蚕糸価格安定制度は、価格の安定を通じて蚕糸業の経営の安定に資するとともに、生糸需要の増進を目的とするものであり、生糸がこのような海外の生糸、絹繊維や他繊維等との競合にさらされている現況を考慮し、適正な水準に価格を決定すべきであると考えております。
また、先ほどから話題になっております蚕糸価格安定制度自体も行き詰まりを生じております。 一方、水産業では商業捕鯨の禁止とか、漁獲割り当ての減少と入漁料の高騰等、これまた年々厳しさを増しておるわけであります。 さらに、林業では国有林経常は膨大な累積赤字を抱えておる。こういう中で農林水産大臣の職責というものは非常に重要であるし、また困難だろうと思います。
—— また、その蚕糸価格安定制度によって取引所本来の使命である公正な価格形成ができないために出来高が少ないのだとも言われていますけれども、取引所の所管としてどういうように考えておられるのかあわせて伺いたいと思います。——何か連絡不十分で見えてないようでありますから、せっかく発言をしたことですのでお答えは後ほどいただいて結構であります。
このために、従来から蚕糸価格安定制度によりまして繭及び生糸の価格安定を図るとともに、各種の養蚕業生産振興対策を講じ、蚕糸業の振興に努めておるところでございますが、今後とも、そうした基本的な立場に立って施策を進めてまいりたいというふうに考えております。
その一つは、蚕糸価格安定制度は、このあいだうちから同僚議員がいろいろ質問されて、非常に複雑だということはよくわかるんですが、特別会計による価格の異常変動、それからまた、事業団による中間安定、それから特別会計による輸出適格生糸の特別買い入れと特別売り渡しの三つの制度が設けられておる中で、今回、事業団による輸出適格生糸の売買業務が新たに行なわれることになったわけであります。
国会においても、第二次吉田内剛当時に、第四回国会の院議をもちまして、衆議院は「蚕糸業安定緊急対策に関する決議」をいたしまして、蚕糸価格安定制度の早急な実施を期待したりであります。