1993-06-04 第126回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
○説明員(尾嵜新平君) 厚生省から直接農家の方に御指導をするということが過去にあったかどうかというのは、詳細はちょっと存じておりませんのでお答えしかねる部分でございますが、保健所としまして、こういった寄生虫病対策ということで一般的には住民の方に対します衛生教育あるいは衛生思想の普及という面に力を入れ、なおかつ虫卵検査を受けていただくということと、そういう早期発見、早期治療ということを重点的にこれまで
○説明員(尾嵜新平君) 厚生省から直接農家の方に御指導をするということが過去にあったかどうかというのは、詳細はちょっと存じておりませんのでお答えしかねる部分でございますが、保健所としまして、こういった寄生虫病対策ということで一般的には住民の方に対します衛生教育あるいは衛生思想の普及という面に力を入れ、なおかつ虫卵検査を受けていただくということと、そういう早期発見、早期治療ということを重点的にこれまで
虫卵の保有率は一五・五%というふうな数字になってございます。それが平成三年には、検査を受けた者の数は減っておりますが、五十七万強の方がお受けいただきまして、そのうちの回虫卵の保有者は六十五名でございまして、その虫卵保有率というのは〇・〇一%ということで、いずれも、寄生虫病の患者さんあるいは虫卵保有者というものは過去に比べて大幅に減っておるという状況でございます。
また、先ほど御説明いたしましたように、虫卵保有者とかあるいは患者というものが大幅に減少しております今日で、仮に人ぷんをそのままの形で肥料にするという場合に、全く影響がないということは言えないと思いますけれども、過去のような急激な虫卵保有者とか患者が出るということはなかなか考えにくいんじゃないかというふうに思っております。
市街地の公園の砂場の六八・六%にトキソカラ属線虫卵という回虫卵でございますが、そういうものを検出したという報道もなされております。
あるいはその排せつ物等適切に処理しなければいけませんし、水中にも虫卵が出ておる危険がありますので、生水を飲まないとか、そのようないろいろの予防策を講ずることが重要だと考えております。
そこで、ウリミバエのいわゆる撲滅ということが不可欠の条件となって出てまいりますが、御指摘のように、この虫卵の島から島への移転ということは当然、昆虫学的にも生物学的にも考えていかなくてはいけない。
そのために非常に寄生虫が当時流行しておりまして、そのころのいわゆる回虫の虫卵の保有者というのは全国民の三割ないし四割といった非常に驚くべき数の寄生虫感染者がおったわけでございます。そこで、厚生省としましてはいかにしてこの寄生虫の駆除をするかということは、当時の公衆衛生上の非常に大きな施策の一つであったわけでございます。
この要綱の中では、地域の選定にあたりまして県の知事が浸淫地区の判定をするにあたってはこん虫学者の専門家、こういう方々及び虫卵の保有を発見する、そういう専門家の方々による委員会を設置いたしまして、この委員会が調査をして浸淫地区というふうな判定をしたものについて対策を立てるというふうな地域の選定方法を三十七年以降とっております。
特に熱帯病学の研究者が主として調査研究をいたしまして、浸淫地区に対してはやはり国の方針を打ち出して、相当強い対策を立てていく必要があるというふうな御意見もありまして、加えまして、虫卵の発見方法及び治療剤の開発というふうなことと相まちまして三十七年度から対策を始めたということでございます。
いま精密検査で申し上げました項目を詳細に申し上げますと、尿中のたん白の検査、それから尿中の糖の検査、それから、いわゆる糞便の中における虫卵の検査、血清反応検査、赤血球沈降速度、色素検査、血球計算、胸部のレントゲン単純撮影、心電図というふうな状況になっておりまして、大体そこまで、一般診査のほかにそこまでやりますならば、いまお話しのありましたように、胃のぐあいが悪い、それが、実はガンであった、この辺の診断
実際におきまして、根本的には野菜に虫卵がつかぬようにする、いわゆる清浄野菜を作るということが可能であります。根本的な対策としてこの線に向かうことが、衛生学としてまた基本の線であると私は思うのであります。
その他雑草の整理、あるいは特に雑草のアセチレンによります焼却、あるいは糞便による虫卵の散布を防ぎますために肥料として用いる糞便はできるだけ腐熟してから使用するというような方法を用いまして、総合的な予防対策を立てている次第であります。
終戦後二、三年の状況に比べますと、その後集団駆虫を熱心にやつておりますところにおきましては、漸次虫卵の保有率が減少しておるところもございますが、併しなお全国平均して見ますと、非常に高い率でございます。これを国が補助金を出して、助長しないというと、なかなかこの仕事が伸びて行かないという御注意でございます。
ただいま青柳先生からもお尋ねの、蔓延状況の点でございますが、これは毎年私どもの方で、各府県から相当数の検査人員によります虫卵の保有率、つまり寄生虫卵をどれくらい持つているかというふうな調査を、各府県からとつておるのでございます。その数字に基きまして、大体御報告申し上げたいと存じます。 調査されました人数は、各年によつて異なるのでございますが、昭和二十五年では約七十万人、全国で調査されております。
寄生虫、トラコーマ等の疾病は農村又は僻陬の地に多いのでありますが、本県でも虫卵保有者七一%に達しております。サントニン、ヘキシール、レゾルシン等による治療を行なつて、万全の努力をいたしております。癩の予防については、本年度新患者三十七人を検診により発見、内十六人を収容、更に宮城県東北新生園に県費六十四万円を以て病棟一棟を建て十名収容の予定であります。
○久下政府委員 お話のような通牒は出したことがございませんが、実際問題といたしますと、実際に出しましたのは、御承知の通り各病院等にもいわゆる技術者がおりまして、診療上必要な検査の下働きと申しますか、こういうことをしている者もある実情でありますので、こういうような意味において、医師以外のものが虫卵の検査をすること、それ自身はさしつかえないということは言うたことがあるはずであります。
○丸山委員 虫卵を検査して駆虫剤を與えることは、これは無診投薬ではないというような通牒を医務局からお出しになつたということを聞いておりますが、それは間違いございませんか。
そのお偉い方の御証言の中に、顕微鏡を備えて虫卵を検査し、虫がおるということがはつきりした場合にはサントニンをやるのが、薬剤師の当然の義務であるというような御証言があつたのであります。
それから寄生虫予防研究費の方は、先ほどもちよつと申し上げましたように、今丸山委員からお話のございました蛔虫その他広く蔓延しております寄生虫に対する駆虫薬の研究と、それから糞尿中の虫卵を撲滅するための糞尿処理、そういうものの研究に必要な費用を計上したのであります。つつが虫そのほかの疾病につきましては、平衡交付金に含まれて計上されておりますので、ここには計上してございません。
○丸山委員 答弁の必要がないと言われるくらいお知識のない方が、虫卵の有無を御検査なさるということがいいか悪いかということは、これは重大なことであると抗議をいたしまして、これをもつて私の質問を打切ります。
○丸山委員 薬剤師でいらつしやるあなたがそういことをおつしやるのでありますから、虫卵を見るお知識はあると思います。試險をするようではなはだ申し訳ございませんが、蛔虫卵には何種類あるか御承知でございますか
○谷岡参考人 私は虫卵を検出するということを申し上げましたが、診断をするということを申し上げた覚えはないのであります。便中に虫卵があるかないかを検出するという行為に関しましては、厚生省の通牒によりまして、薬剤師がやつてもいいというふうに私は承知いたしております。なお私は薬剤師であります。
すでに御紹介のお言葉の中にもございましたように、日本住血吸虫病と申す、いわゆる地方病でありまして、これは片山地方ばかりではなく、今日では甲府地方あるいは福岡縣、佐賀縣にまたがる地方に極限している地方病でございますが、これに対する対策といたしまして、まだ学問的な終末的な決定に至つておりませんが、一應考えられておりますところは、中間宿主でありますところの宮入貝の殺滅あるいは有病地帶におきますところの人畜の虫卵
各地で人を集めて検査いたしまして、その検査された人の虫卵のあるものに向つて、駆虫をいたしております。これは戦前はなかなか盛んにいたしまして、相当効果がありました、また一方におきましては改良便所を相当設けて、また効果をあげてまいりましたが、戦争中並びに戦後、御承知のように食糧飢饉で、糞尿が唯一の肥料になつております。この点、非常に遺憾な点がございます。