1973-05-30 第71回国会 衆議院 商工委員会 第25号
しかし、その程度の内容さえも、日本の安全審査では、公表していない」いろいろと、藤本教授とか、意見を言われましたですね。 こういう点から考えて、単に結果だけじゃなしに、結果の公表はおそらく否定はできないと思いますが、研究の経過の資料、データ、そういうものをやはり公開しなければ、私は公開の原則に反すると思うのですよ。
しかし、その程度の内容さえも、日本の安全審査では、公表していない」いろいろと、藤本教授とか、意見を言われましたですね。 こういう点から考えて、単に結果だけじゃなしに、結果の公表はおそらく否定はできないと思いますが、研究の経過の資料、データ、そういうものをやはり公開しなければ、私は公開の原則に反すると思うのですよ。
藤本教授以下大体物理系統に属する方です。それから科学技術庁系統の中にはもちろん物理学者もおりますけれども、工学系統あるいは化学系統のわりあい実際エンジニアリングをやっていらっしゃる方が多いようでございます。それで私の考えでは、物理学者は非常におもんばかりが深くて、いろいろあらゆる場合について心配をなさる。
ところが藤本教授などは、きのうもそういう話の中で、米国のマサチューセッツ工大のケンドール教授の話を引いて、そういう冷却装置等は動かないんだ、こういう立場に立っておられるわけです。ですから、そういう一つの問題を取り上げても、この基準なり考え方なり内容というものについて、そういう甘い行き方でいっていいのですか。
そこで、ちょうど藤本教授が先ほど論文でお書きになったケースでありますけれども、このケースについて言いますと、一次冷却水が喪失する事故というのはありますが、これは明らかに、いまの考え得る、しかもまれにしか起こらないけれども、考え得る事故になるわけです。
同様なことがいま問題になりましたECCSに関連して、これは藤本教授が言われたことでありますが、たとえば、からだきの状態になったときに炉内の状態は一体どうなるかという実験、これは内田先生が言われたように反応度付加事故をテストする実験、これはいわゆるNSRRと呼ばれる試験炉でそういう計画を原研がやることになっております。
ですから、これは先ほど藤本教授も言われましたように、そういう問題に対する自主的な態度と申しますか、それがまず非常に大事だということの一つの例であろうかと思います。 それで、きょういままで出ましたいろいろな話の中で、特に出なかった問題でちょっと具体的なことを申しますと、材料の問題であります。
そこで、前にも問題になりましたが、早稲田大学の藤本教授が日本の災害評価における甘さを指摘をし、また、前の原子力委員であり、原研の理事長でありました菊池さんが、仮想事故における災害評価、これがダブー視されて十分な評価がされてないんじゃないか、こういう指摘をされております。この二つの点について原子力委員会がどういう見解を持っておられるか、まず、これを一応お伺いいたしたい、こう思います。
この藤本教授の、これも問題になったわけですけれども、この安全審査をする場合には、最大の仮想事故を想定して解析をするわけですけれども、その最大の仮想事故というのは、炉心から熱を取り出す一次冷却水の配管が破れ、冷却水は急激に膨張して蒸発し、燃料棒が溶けて、死の灰が外部に放出された、こういうケースなんですね。ですから、これは重大な事故につながる問題なんです。これが設計ミスとパイプの溶接不良である。
○嶋崎委員 いまの長官の発言だと、毎日新聞に載った藤本教授の論文に原子力局がすかっと対応して文書を出したということは、たいへん軽率だったということになりませんか。
藤本教授の論文が出ましたとき、私もこれはたいへんだと思いまして、実はすぐに事務当局を呼びまして検討を命じたわけでございます。
それから、時が一致したわけかどうか知りませんが、毎日新聞だけですけれども、藤本教授らの分析の結果が、これはスクープか何か知りませんが、ほかの新聞には載りませんでしたけれども、載っている。
それからいま御指摘の藤本教授でございますか、藤本教授の論文、私も新聞で拝見しまして、実はすぐに担当の局長も呼びまして、あるいはまた専門家といいますか、技術関係の次長も呼びまして、この論文についていろいろ私、これは一体どうだということもよく聞きました。
引き続きまして藤本教授から、学術会議、それからまたこの原子力潜水艦の寄港に反対しておられる方の一人といたしまして、その立場から御説明になったと思います。 そこで、私は一応、 何と申しますか、正常な状態において万一入ってまいりました場合に、絶対安全ということはいえないまでも、じゃどの程度危険なのか。
この問題が原子力委員会の設置法とどういうふうに関係があるかということは、この前、田中先生から御質問がありまして、愛知国務大臣からお答えになったことがあるわけでございますが、そういう関係で、この原子力潜水艦の手続に公式の手続が何であるかということはきまっておりませんから、先ほど藤本教授は安全審査会を無視したというような表現をお使いになりましたけれども、決して無視したわけではございません。
なお、この間の学術会議のシンポジウムの意見につきましては、いろいろ調べまして、私が聞いたところによりますと、あれは会議という性格のものではなくて、発言者の中には大学の職員がいたり学生がいたり、まあ説明をしたのは正規の学術会議の委員とかあるいは責任者がやったらしいのですが、質問をしたりした方は学術会議の正規の資格を持っておる人は藤本教授一人で、あとは職員その他の方々が自由に発言なさったのでそれがあの分野全体
○岡委員 あのシンポジウムにおいて、アメリカとの協力関係決定について最も批判的であったのは、あなたの御指摘になった藤本教授が私は最もきびしい意見を持っておられたと思います。いずれにいたしましても、ぜひ今言明になったように、やはりまじめな若い学者の意見を十分に尊重するということで、政府の一方的な暴走は厳に戒めていただくように、この機会に強く要望いたしておきます。
公聴会のときにも藤本教授を学術会議側で推薦いたしましたし、それから、この委員会にも前に一度推薦したことがあるかと思います。