1956-05-28 第24回国会 衆議院 外務委員会 第52号
ことに藤山代表はそういう問題に非常に重点を注がれまして、先方の朝野の人と話されたのであります。いずれも異存はないのであって、賠償が片づけばぜひさっそくそういうふうに持っていきたいということには、意見が実質的に一致しておるのであります。
ことに藤山代表はそういう問題に非常に重点を注がれまして、先方の朝野の人と話されたのであります。いずれも異存はないのであって、賠償が片づけばぜひさっそくそういうふうに持っていきたいということには、意見が実質的に一致しておるのであります。
その後アジア局長なりあるいは藤山代表も参りまして話がありましたが、今度私があちらへ参りましたときと、よほどネリ自身の態度も変ってきておるようであります。ただいまお話のごとく貿易協定のごときも、従前フィリピンは御承知のベル・アクトがあって、そのためにアメリカとの間に非常に濃厚な取引をやっておった。これが漸次正常になってくる、つまりアメリカとの特殊関係があったのが正常化する。
○下田政府委員 協定として藤山代表が仮調印をなさったわけなのでありますが、仮調印に携わりました先方の代表以外の人が今度の全権の中に大ぜいおるわけですが、フィリピン側はまだ大ぜいの人が実は承知していなかった。
その後直ちに協定文及び関係文書についての具体的交渉を開始いたしましたところ、四月下旬妥結に到達いたしましたので、藤山代表とネリ代表の間でイニシアルをいたしました上、五月九日高荷全権を首席とするわが全権団とフィリピン全権団との間で正式調印を行うの運びに至った次第であります。
政府は今度藤山代表を向うへ出されるについて、政府と自民党、それから藤山氏との間に方針がまとまったように聞いておりますし、またきょうの新聞にもそれが発表されておると思うのですが、この方針で大体フィリピン側とは下話がついて行かれるのか、それともこの民間借款の点において、まだなお向う側とこの方針に基いてさらに折衝を重ねるのか、そこのところはどうなんでしょうか。
藤山代表が向うでもって交渉をされておったのは、通商の問題だと聞きました。そうしますと、通商も今後の問題として両国間の貿易の増大の問題ですが、これは大体具体的な見通しがついたのか。これはもちろん、賠償の協定の成立と関連する問題ですが、大体その具体的なめどはついたのか、その点をお伺いしたい。