1949-09-13 第5回国会 衆議院 考査特別委員会 第36号
その、爭つたということは第三者の摘発を受けて、その当時隠退藏物資等の摘発を受けて鎌倉河岸の倉庫にあるものを、これは弘済会のものである、いや運輸省のものだとか、所有権の爭いなどがあつたのじやないですか。この発動機については。
その、爭つたということは第三者の摘発を受けて、その当時隠退藏物資等の摘発を受けて鎌倉河岸の倉庫にあるものを、これは弘済会のものである、いや運輸省のものだとか、所有権の爭いなどがあつたのじやないですか。この発動機については。
これは経済安定の建前からも必要があるのでありまするけれども、われわれの見あるいは聞き、あるいは体驗しました結果から考えますると、昨年來のと申しますと語弊があるかもしれませんが、終戰後の統制経済界におきましては、各地に隠退藏物資がある。それから同時にまた政府の手持の資材が非常に少い。
日本のあの隠退藏物資を食い、日本の再建を阻害したあの政界、財界、そういうところに巣食つていた特殊の勢力ではないか。現にこういうふうな不正、腐敗な事件が無数にあることは天下周知の事実ではないか。こういうものを本考査委員会が少しも摘発しない。現に麻生君に関連する復金融資の使い方に対して疑惑があるということを言われておるが、この事実について一ぺんだつてまじめに調査しようというふうに考えたことがあるか。
もしこのことが今後許されるといたしますと、もちろん全部の調査員諸君がそうであるというのではありませんが、たとえばもし間違つた調査員がいた場合、ある大きな会社等に行つてあたかも本委員会から命ぜられて、たとえば隠退藏物資等の調査に來たかのごとく装い、それがために大きな問題を起す、これはこの前の不当財産調査特別委員会のときにも横濱ゴムあたりにおいて一應そうした事実があつたのであります。
○石田(一)委員 鎌倉河岸の倉庫にあつたものであつて、すでに第三國会時分に不当財産取引調査特別委員会にも、ちよつとこれは私たちも関心を持つた件なんですが、あるりつぱな人格者が非常にこれを憂えて、警察の手を通じて摘発に行つているはずです隠退藏物資として……。
○石田(一)委員 この発動機あるいは発電機については、ただいま專門家がいろいろ調べに行つたとおつしやいますが、警察官吏を帯同した公式の摘発隊がこの倉庫に行つて、隠退藏物資として摘発をしようとしたことがあるが、そのときにこの品物は運輸省のものであるか、弘済会のものであるかわからぬ、特にこれは多分あなたの在任当時と思いますが、これは弘済会の所有物であると言つて、この所有権を主張なすつたことがありますか。
保管請書と申しますのは現在は隠退藏物資の調査をする際に、いわゆる不正保有物資が発見されると、それは正式に不正保有物資等特別措置特別会計法によつて買上げになるわけでありますが、その買上げになる前の散逸防止の手段といたしまして、本人に保管させて、これは移動しないという本人の承諾を得て誓約をする文書なのであります。
第六條の二に「隱退藏物資の調査、供出及び活用に関する重要事項を調査審議するため、中央経済調査廳に、中央物資活用審議会を置く。」となつておるのでありますが、この審議会の組織及びその所掌事務について、政府委員の簡單な御説明をお願いしたいと思います。
大体日本において終戰後隱退藏物資の摘発とか、或いは惡い質本家に対する労働者側の鬪爭というようなものが、それまでの日本の警察の行き方によれば暴力的行爲であると、認められるような現象を伴つたということは、これは或る意味で自然であつて、若しそうでなかつたならば、その後政府が法律を出してまで、この隱退藏物資の摘発ということに國家として乘出すようなことはなかつたでしよう。
而も亦経営上においては至る所の沢山の隱退藏物資があります。例えばこれは小倉管理部だけにおきましても、一千万円に上るところの物資がまだある。或いは昨日も衆議院の運輸委員会に提出された問題だそうでありますが、甲府の管内においては時價二百七十万に上る鉄道用品を八十万円で大阪の或る商人に拂下げておる。
○鈴木証人 小倉における約一千万円に上る退藏物資というのは、軍拂下げの自動車及び電機、それらの部分品だということであります。これは私は実際に見に行つたものではありません。併しこの資料を提出されましたのは、小倉における労働組合の業務部長をやつておりました方が、こちらへ見えまして、是非この問題を知らせて呉れというお話で、先程一例を申上げたのであります。
○三好始君 先程の鈴木さんのお話は、非常に具体的で実状がよく分りましたが、その中で小倉管理部における隱退藏物資のお話がありましたが、この実状はどういうものであるか、具体的にどういう物がどういう形で存在しておるのか若しお分りでありましたら、おつしやつて頂きたいと思います。
更に闇の根源となつておる穏根藏物資の調査をし、その供出の促進を図るということが第二の点でありまして、これは我々は物資調査と申しておるのであります。第三番目には励行を図るために、國民一般に対しまして、経済違反防止のために、指導、宣傳、啓發を図るというのが第三番の任務であります。
○青木國務大臣 これは木村委員がおつしやいますけれども、隠退藏物資のみのためにこれがあるわけではないのでありまして、なお経済統制のもとにおいては、その他の遊休物資等いろいろなものでうまく配給面へまわつて参らないようなものができて参ります。いろいろな経済調整をいたしておりますから、そういうことのためにはかような機関がなければ、その目的を貫徹することができないので、ここにあるわけでございます。
○木村(榮)委員 今度は経済調査廳ですが、これは人数の問題ではなく、改正が出まして、隠退藏物資の調査、供出などとなつたのですが、最初から性格が大分かわつたようですが、これは経済安定本部の外局なんかやめて、経済警察の方へ肩がわりさせた方が体裁がよいではないですか。
特に中央経済調査廳の場合は、今日になつてまだ隠退藏物資の調査摘発などが要求されるまでに——終戰後四年もたつていよいよますます隠退藏物資がふえたという感じを受ける。今年くらいになれば、そんな情報がかりにあつたらもう削つてもよいくらいの段階にある。これはたれが見ても常識だと思う。これがまた強化されたことになると、日本には隠退藏物資はたくさんあるという感じを持つ。
從いまして、共産党といたしましては、今日國民のこうした疑惑の的になつておりますところの國鉄運営の方針につきまして、徹底的に國会がこれを明らかにして、そして國民にこれを納得させるために運輸委員会として國政調査を提案し、拂下げの調査あるいは請負工事の調査――また公共企業体に國営鉄道から引継がるべきところの退藏物資、これは営々明治以來國民の血税と労働者の汗とあぶらによつて築かれたものであります。
たとえば隠退藏物資という言葉もお使いになつたですが、運輸省には隠退藏物資は一應ないと思つておるのですけれども、かりにこれをあるという前提で探すということになれば、それこそ方々の日本中の運輸省の倉庫をすみずみまで、しかもその所の連中に調べさせても正確を期せられないということになれば、特別な調査班でも組織して、独立に調べるということをやらねばならない。
退藏物資と申しております。ことに特殊物件というものを調べたいのであります。これはそれほど困難なる調査ではないと思います。
しかも隠退藏物資として摘発されたものも相当その後現われておるのでありまして完全事なる調査が行われていない。この点も認めるのであります。あるいは放出物資の代金を自治團体で警察費や寄付金に濫用してみたり——これは山形、岡山のごときであります。放出物資の代償が高過ぎると称して返金を追つてみたりこれは岡山の例であります。
○井之口委員 安定資金の場合でありますが、隠退藏物資の場合にも適用をされておるのであるますが、そのものの生産が引合わないというために、それに特別に出されるものであつて、何もこういう金属株式会社とかその他のいろいろな公園がこれを積立てておいて、別個にこれを使うというふうなことは違法じやないですか。
○大槻政府委員 その点は、終戰後すずを輸出する必要があつて、商工当局として隠退藏物資の所集をなさつた次第でありますが、幸いに造兵局においてもすずを持つておるということから、それを輸出用に、いわば供出してほしい、こういう交渉があつてすずを賣るという問題が起つたわけであります。
○大槻政府委員 この点につきましては、この一万二千円という價額は当時の隠退藏物資買上処理に関しまして定められました價格差益処理方針というものによつて買收價格がすずについてはトン当り一万二千円と定められていたものに從つたわけであります。
前にさかのぼるのでございまするけれども、鉄道の物件費の大部分を占めております石炭が、戰後鉄道から出されました資料によりますと、死退藏物資と申しますか、いろいろの物資の活用の面で御利用になつておられまして、拂下げを民間にされていることが、資料の中に載せられているのでございます。
たとえば御報告があつた中で、無籍米がこれだけあつたとか、あるいはこういつた隠退藏物資があつたとか、そういつた不正があつたということもけつこうなのですが、そういつたことが今日までそのまま発見されずにそのままになつていたことは、單に業者が惡いのではなく、そういうことが起るような機構そのものについて問題があるのですから、そういつたところをいかに改善し、そうして正しい指導をやるかということに問題があると思う
次にやつておりますことは、隠退藏物資の摘発であります。大体この隠退藏物資の摘発につきましては、いまさら御説明申し上げるまでもなく、皆樣御存じのことと思うのでありますが、大体以上の三つの仕事を調査廳は行つておるのであります。さらにこれに加えまして重要な仕事の一つは、関係機関の連絡調整的の仕事であります。
特に隠退藏物資の調査と供出の促進ということが書いてありますが、供出促進ということについて、いなかの方では、調査廳の役人のやり方は相当排撃を食つております。あれは逆なんです。供出促進というのは、農民のところへ行つて、出せ出せということではなかつた。どこに割当の不公平があるかということと、現在うまく運営されない根本原因はどこにあるかということを調査して、供出が円満に行くようにする。
あの考査委員会の決議案の冒頭に超党派的ということが書いてあり、しかもこの委員会は隠退藏物資摘発委員会以來の因縁づきの委員会であつて、関係方面の意向がかなり反映しておる委員会であるから、この案をつくるにあたつて委員長、事務總長とともに関係方面に折衝して参りました。
第一に、前あつた不当財産取引調査特別委員会そのままでいいじやないか、何ゆえかようなものをつけたか、かような議論でありますが、われわれは、過去二年にわたりまして、隠退藏物資取引調査委員会より不当財産委員会にわたつて、実地に当つて参りましたる結果、なおこれでは不足である、またはこれではいかぬ、もつとここをこのように直そう、かように考えたものをここに付加したものでありまして、不当財産取引調査特別委員会の趣旨
それでまず不当財産取引調査特別委員会のできた経過について考えて見れば、それは志賀君とは私違つた点もあるが、もちろん志賀君の言うような意味も含まれておりますけれども、大体隠退藏物資にからみ幾多の不正事件ができて参りまして、その不正事件のうしろにはいわば財界、官界、政界の人間が関係している。
(拍手) さらに問題なのは、日本の今日の経済的な危機の根底をなすものは、戰後次々に摘発されて—— 今も摘発されるのを恐れている人がいるところの、あの千五百億に上る隠退藏物資であつて、これこそ日本の復興を妨げ、日本の人民的再建を阻害する最大原因であつたことは、民主主義的な人々は何人も知つている。この事実を諸君は何と言つてごまかそうとするのか。(発言する者多し) さらに納税の妨害の問題がある。