1968-08-10 第59回国会 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
○藏内政府委員 沖繩住民が長らくわが国政に参加することを望んでおりますることにつきましては、政府は十分承知をいたして、かつ、その実現に努力をしてまいったところでありますが、今般本委員会の決議に接しましたので、その御趣旨を尊重し、一そう努力をいたすつもりでございます。
○藏内政府委員 沖繩住民が長らくわが国政に参加することを望んでおりますることにつきましては、政府は十分承知をいたして、かつ、その実現に努力をしてまいったところでありますが、今般本委員会の決議に接しましたので、その御趣旨を尊重し、一そう努力をいたすつもりでございます。
○藏内政府委員 わが国の海外に対します技術協力の歴史はすでに十数年を経過しております。この技術協力が特に開発途上国については外交上も非常に大きな一つの柱になっておることは事実でございますので、これを今後とも最も有効に推進をいたしたいと思いますが、過去に行ないました技術協力の効果が一体どのくらいあがっているのか、この追跡調査をしておく必要がございます。
○藏内政府委員 この問題は、前に企画庁長官がほかの委員の方にお答えになったと思いますが、海外援助の形としては、やはりプロジェクトによる援助が主体を占めていくべき方向にあろうかと思います。ただインドネシアの場合には、まだ経済的な不安定の状態を離脱しておりませんために、まず安定をしたい、インフレを収束してまず安定したい、その上でプロジェクトによる開発援助のほうに逐次移行してまいりたい。
○藏内政府委員 一九六六年の九月三十日のクーデターの前後には、非常に国民感情といたしまして、いわゆる反中国的空気が横溢をいたしました。そのために、一部の民衆等によりまして、華僑に対する相当なる圧迫が加えられたことは事実でございます。
○藏内政府委員 御存じのとおり、北ベトナムに対する北爆が強化せられました時期に、船員の安全確保のために配船の停止を、外務省としては、意見を具申したことはございます。
○藏内政府委員 アメリカに対する配慮が特にあって、そういう意見を申し上げたわけではなくて、これの再開について外務省として、問題点としてどういう点を考慮しておるかということを、外務省としての見解を申し上げた。これらの諸情勢を判断をせられて、運輸大臣の権限で御決定になればいいことだと思っております。
○藏内政府委員 運輸省から配船の再開について、外務省としての見解を求められたので、これに対して意見を申し述べたというにとどまるのであります。
○藏内政府委員 三宅先生にお答えを申し上げます。 一番最初の御質問で、外務省の在外公館の定員の配置が、現在必ずしも妥当ではないのではないかという御指摘がございましたが、そういう面が確かにございます。かようになりました経過は、もう私から御説明するまでもなく、第二次大戦後新しい国家が続出をいたしましたために、在外公館に派遣すべき外務省の館員の数が非常にふえてまいりました。
○藏内政府委員 ただいま議題となりました航空業務に関する日本国政府とレバノン共和国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。
○藏内政府委員 ただいま曾祢委員から御指摘になりました点は、まさにそのとおりでございます。理論上から申しますと、先ほど政府委員からお答えをいたしましたような理屈になるわけでございますが、この協定を結びました趣旨は、日本とメキシコとの間に安定した漁業関係を締結したいということが趣旨でございまして、メキシコ政府も、課税権を発動しようという状態にはただいまあるわけではございません。
○藏内政府委員 外務省の立場から、海外援助に対しまする見解をごく概略にまとめまして申し上げてみたいと思います。 現在やはり世界の最大の問題として考えるならば、一つは核の問題であり、一つは南北問題であろうかと思っております。 この南北問題は、もう御承知のとおり開発途上国といういわゆる後進国は、人口が先進国に比べて増加率が非常に激しい、それに反比例いたしまして経済基盤が非常に脆弱である。
○藏内政府委員 お答えを申し上げます。インドネシアの経済情勢についてIMFの評価でございますが、IMFによりますと、IMF代表の評価では、一般的に非常に昨年度から改善をされてきたということが第一点でございます。 ただ、第二点としましては、昨年末から本年にかけては外国からの援助の一つの端境期に遭遇いたしましたために、それと昨年の夏から秋にかけまして非常な干ばつがございました。
○藏内政府委員 インドネシアに対しまする経済援助は相当長期間にわたって行なわれてきたことは御指摘のとおりでございまして、まあスカルノ政権時代、すなわち一九六五年の九月までの分は、非常に政局の不安定、国内情勢の不安定等のために一、二問題になろうかと思うようなものもございます。これらの点については、もちろん十分私どもも反省をいたしております。
○藏内政府委員 民間人による遺骨収集事業が若干の弊害を発生しておることは、御指摘のとおりであろうかと思います。遺骨収集事業というものが本来法律、規則等で認められておりますのは、厚生省の設置法の中に一項目があるだけでございまして、民間人による遺骨収集というものを規制する法律は何にもございません。
○藏内政府委員 まず、ただいま議題となりました原子力の非軍事的利用に関する協力のための日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。
○藏内政府委員 なるほど沖繩に派遣されておりますアメリカの出先機関は、高等弁務官という非常に強い権限を持った出先機関が来ておりますが、外交上、これを見ました場合、やはり米政府の出先機関でございまして、これに対してわがほうから認証官である大使を当てるべきかどうか、お気持はよくわかるところでございますけれども、認証官の大使を当てるまでのことはないけれども、これに次ぐ有能なる外交官を検討してきたところでございまして
○藏内政府委員 従来と同格と申しますよりも、やはり認証官の大使を持ってくるというには当たらないけれども、これに次ぐ有能なる外交官を当てたい、こういうことでございます。
○藏内政府委員 当然韓国と書くべきであろうと考えます。
○藏内政府委員 研究いたしてみたいと思っております。
○藏内政府委員 そのとおりでございます。
○藏内政府委員 ただいま議題となりました日本国とニュージーランドとの間の漁業に関する協定の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。
○藏内政府委員 いまの穂積先生の御質問でございますが、そういう未承認国の間といえども、通信、航空、郵便あるいは今回のような海洋関係の安全に関する取りきめ、こういうものが理論的には未承認国との間にも可能であるという見解をとっております以上、こういうものの積み重ねによりまして、それらの間との国交関係を逐次正常化していくというか、積み重ねていく努力は、わが国としても望ましいことであろうと思います。
○藏内政府委員 ただいまの穗積委員の御質問でございますが、未承認国との間における事務的協定、これは必ずしもいわゆる国交承認というような政治的な問題とは別個に、理論的には可能であるという見解をとっておるようでございます。
○藏内政府委員 シンガポールに関しましては、マレイシアよりも早く、椎名外務大臣とシンガポール政府との間に大筋の合意を見ておったわけでございます。
○藏内政府委員 ただいま議題となりました千九百六十六年の満載喫水線に関する国際条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。
○藏内政府委員 この血債要求と申しますか、この問題につきまして推進力となりましたのは、いまのお話の中華総商会というものでございますが、これはシンガポール、マレイシア、この辺に在住する中国系のいわゆる華僑の最大の組織でございます。
○藏内政府委員 外務政務次官の藏内でございます。 私から、外務省の所管事項につきまして、その概略を御説明を申し上げたいと思います。 昨年の佐藤・ジョンソン会談の際の共同コミュニケに基づきまして、日米両国政府の沖繩の施政権を日本に返還するという基本方針が認められ、そうしてこの討議を考慮しつつ、沖繩の地位について共同かつ継続的な検討を今後行なうということになったことは御高承のとおりでございます。
○藏内政府委員 外務省所管の昭和四十三年度予算について大要を御説明いたします。 予算総額は三百五十四億五百十万四千円で、これを主要経費別に区分いたしますと、科学技術振興費一億一千七十一万七千円、遺族及び留守家族等援護費百五十八万五千円、貿易振興及び経済協力費八十八億六千四百七十七万六千円、その他の事務経費二百六十四億二千八百二万六千円であります。
○藏内政府委員 帆足先生にお答えを申し上げたいと存じます。 北朝の帰還協定が非常に不幸にいたしましてコロンボにおいて決裂をしたことは、御承知のとおりでございます。この決裂をいたしましてあとの収拾と申しますか、対策をいかがするかということにつきましては、まだ政府の関係各省を通じて政策的にこうしようという最終的結論に到達をいたしておりません。
○藏内政府委員 人道問題として、政治問題とは切り離して処理をいたしたいということを申し上げた趣旨は、この問題を先ほど来外務省としてはできるだけ前向きの形、表現はあまりいい表現ではないかもしれませんが、今後前進するような形に持っていきたいという趣旨で考えておりますことは、先ほど来申しました会談再開の時点の選択を誤りますと、人道問題がことさらに国際政治問題に発展する、再燃してくるおそれがございます。
○藏内政府委員 御指摘の点、まことにごもっともだと思っております。実はモスクワ会談及びそのあとに行なわれましたコロンボ会談、これらの会談を持ちますことにつきましても非常に慎重な配慮を行ない、しかも関係諸国の内情等も細密に打診いたしました結果、モスクワ会談の時期も選定いたしましたし、コロンボ会談も選定をしてあの会談に至ったわけでございます。
○藏内政府委員 正確な数字は、私からお答えするよりも、厚生省あるいは日赤が適当かと存じますが、私どもは約一万七千名と承知しております。
○藏内政府委員 このたび私新たに外務政務次官に任命せられました。時局まことに重大のおりから、その職責を考えますると、まことに力の及ばざることを憂えるのでございますが、発令せられました以上は、私の全力をあげて誠実にこの重大なる職責を果たしてまいりたいと思っております。
○藏内政府委員 滝井委員の御質問、非常にごもっともな点があろうと思います。私も労災関係の医療の諸経費を一般会計から支出すべきか、特別会計から支出すべきか、これらをもっとすっきりしたほうが——確かに法理論としてはいま基準局長から申し上げたような問題点があろうと思いますが、政治論あるいは政策論からという立場からすれば、滝井委員の御主張もまことにごもっともであり、納得を得る面が確かに多いと思うのです。
○藏内政府委員 広い意味の産業災害の中で、特に労働災害という部門につきましては、労働省が実質的に対策を検討しておるわけでございます。各省にまたがります、たとえば公害の問題であるとか、あるいは交通災害の問題、これらの点を広く取り上げる機関として内閣にただいま御指摘の産業災害防止対策審議会というものがございますが、この実質的な機関というものが確かに御指摘のとおり薄弱な点もございます。
○藏内政府委員 御指摘の点、まことにごもっともであろうと思います。政府の監督行政の強化につきましては、監督官の増員等予算の範囲内においてできるだけの努力をいたしておりますが、まだいわゆる数字的には手薄の観を免れない点も多々あろうと思います。
○藏内政府委員 確かに八木委員の御指摘のとおり一般会計から支出いたしまする経費よりも労災特会から出ておる経費のほうが三倍近くの金額になっております。しかしながら一般会計それ自体を三十五年度と三十九年度とを比較いたしますと約倍になっておる。
○藏内政府委員 労災保険のほうから支出しております経費を人件費と施設費と両方合計いたしますると、約一五%近い数字になるわけでございます。こまかい点は、またひとつ基準局長から説明いたさせます。
○藏内政府委員 先生御指摘のとおりでございまして、今後とも、労働組合の関係におきましても、その面の話し合いを逐次進めてまいりたいと思っております。現実に九州などにおきまして、いわゆる炭鉱関係の離職者におきましては労働組合が非常に協力的でございまして、この面でかなり成果をあげております。各産業別に逐次そういう体制をつくりたいと考えております。
○藏内政府委員 昭和三十六年度決算及び昭和三十七年度決算の概要につきましては、お手元に印刷物をお配りしてございますので、それによって御承知おきいただきたいと思います。 何とぞ御審議のほどをお願い申し上げます。
○藏内政府委員 造幣でございますとか、印刷の職員を公労法の中に含めました経緯については、私も詳細なところを承知しておりません。労政局長からお答えをいたさせます。
○藏内政府委員 お説のとおりだと思います。
○藏内政府委員 そのとおりであります。