2013-06-21 第183回国会 衆議院 決算行政監視委員会第三分科会 第1号
国の十分の十の定額のものもあるし、二分の一、三分の一の補助事業もありますけれども、基本的には薬剤空中散布をやります。しかし、これは周辺へのドリフトがあったりして若干問題があるかと。それから、直接散布をするやり方。薬剤を樹木に注入するやり方。それから、予防的な措置として特別伐倒駆除、もう切ってしまう。
国の十分の十の定額のものもあるし、二分の一、三分の一の補助事業もありますけれども、基本的には薬剤空中散布をやります。しかし、これは周辺へのドリフトがあったりして若干問題があるかと。それから、直接散布をするやり方。薬剤を樹木に注入するやり方。それから、予防的な措置として特別伐倒駆除、もう切ってしまう。
○井上哲夫君 同じことですが、それでは、この松くい虫の防除のための薬剤空中散布の時期と水田の稲作への殺菌剤の空中散布とは重なり合うようなことはないのでございますか、時期的に。
このように、薬剤空中散布は、それは絶対的な防除策ではなく、むしろ伐倒駆除等を主体として、これの補完的、補助的手段として用いるべきであろうと思うのであります。 その意味で、今回、提出されております本法案は、特別伐倒駆除や樹種転換などの手段を組み合わせ、総合的に防除策をとることとなっております。そういう点は、これまでよりも前進的なものとして評価し得ると思うのであります。
つまり、薬剤空中散布による被害がどういう認識をされているかという側面からの問題と、その認識と関係をいたしまして、地域で幾つかの薬害によるトラブル、そこから私の参考意見として申し上げました同意ないしは規制の問題の限界の問題であります。
しかし、このマツクイムシの問題については、林野庁が当時、マツクイムシの被害発生のメカニズムについては近年ようやくこれは解明されて、そして薬剤空中散布による防除がきわめて効果的であることが実証されてきた、それで、これを実施することにより、マツクイムシ被害を終息せしめる見通しが得られるに至った、こう五十二年には書いておられるわけですよ。
そこで、実は経過を申し上げながら御質問をするわけですけれども、薬剤空中散布の調査事例について、この事例九つございますけれども、この九つの例は、先ほど言いましたように、昭和四十七年あるいは昭和四十八年から空中散布を始めた、五十年までの三、四年の間で松枯れが著しく減ってきた、こういう資料でございます。
これは四十五都府県の知事が全部署名をして加入しておる会でございますが、この松くい虫防除緊急対策推進協議会が、この間違っている同じ資料をもちまして「松くい虫防除特別措置法の早期制定を訴える」、そして注に「薬剤空中散布の必要性及び安全性について」、こういうのを全国民に明らかにしておるわけでございます。
これには松くい虫防除薬剤空中散布に関する反対意見に対する林野庁の見解、こういうものですね。とらの巻ですよ。これを拝見していきますと、非常に無害である、あるいは心配がないというようなことがたくさん書かれているわけでございますけれども、いままでもこういうような航空機を使用した特別防除によって昆虫や野生動植物は非常に大きな影響があったわけでございます。
皆さんの「薬剤空中散布の直接執行の段取り」を見ると、四月一日特別措置法を公布施行、七日までに基本方針の策定、十四日までに都道府県計画の策定、十四日から薬剤空中散布の直接執行準備、そうして五月上旬散布。さあ公害審議会、知事の意見、市町村の意見、この日程で煮詰まるか。ごりごりと突いてやればできますよ。それでは民主主義じゃない。国民が納得した形でわれわれはやりたい。この計画は余りにもせっかちだ。
なお、別途クリ園で同じようにこの薬剤空中散布をやった実験がございます。これは過去五カ年間にわたってクリ園に薬をまきました。その後の昆虫相の推移を調べたかなり詳しい研究でございます。まいた当座は昆虫相が非常に単純になる、それからまた特にアブラムシ類が多くなったということはアブラムシ類の天敵でありますテントウムシ類が死んだのだというようなことでございます。
さらにまた、この虫の被害防除の方法といたしまして、ヘリコプターによりまする薬剤空中散布が最も努果的なんだ、またその薬剤といたしましても、国の指定薬剤、先ほど来話もございましたが、スミチオン乳剤、これを使用する限りは他に悪影響を及ぼさないということが実証されておるのでございます。