2017-03-14 第193回国会 衆議院 環境委員会 第4号
このシュラウドのひび割れデータの改ざん事件は、さかのぼる一九八六年に、GE、ゼネラル・エレクトリックの子会社GEIの検査技術者で東電の原発の自主点検を担当していたケイ・スガオカ氏が、東電福島第一原発で蒸気乾燥器の取りつけが百八十度逆向きだったことや、炉心シュラウドにひび割れが多数存在することを報告したわけです。
このシュラウドのひび割れデータの改ざん事件は、さかのぼる一九八六年に、GE、ゼネラル・エレクトリックの子会社GEIの検査技術者で東電の原発の自主点検を担当していたケイ・スガオカ氏が、東電福島第一原発で蒸気乾燥器の取りつけが百八十度逆向きだったことや、炉心シュラウドにひび割れが多数存在することを報告したわけです。
どういうときかというと、福島第一原発で、GEの技術者が、蒸気乾燥器のところにひび割れがあったりしているというのを、アメリカ人ですけれども、ゼネラル・エレトリック社の社員が、言ってみれば内部告発したわけですね。東電はそれを隠していたということで、東電の経営陣が、古い名前で、平岩相談役、荒木会長、南社長とかいうのが総退陣した。
それを一生懸命に取ったとしても、その後にいわゆる蒸気乾燥器がある。これももう放射線量が非常に高いと。これも取り外す中で人間が作業しなくてはいけない。
○政府参考人(佐々木宜彦君) 平成十二年七月に届きました申告の件でございますけれども、福島第一原子力発電所一号機におきます平成元年の蒸気乾燥器のひび割れという内容でございましたが、この蒸気乾燥器は平成三年の定期検査時には既に交換済みでございまして、申告を受けた時点で運転中の原子力発電所の安全性に影響するものではないと私どもは判明しておりました。