1954-05-29 第19回国会 衆議院 外務委員会 第56号
蒋介石ラインの問題であります。この前もちよつと聞いたのですけれども、まだはつきりいたしませんが、李承晩ラインの向うを張つて、蒋介石が国府ラインというか、蒋介石ラインを台湾の近海に設けたことなのです。これも日本としてはずいぶん迷惑をこうむる話でございますけれども、その後外務省としては蒋介石ラインに対してどういう措置をとられたか、お尋ねいたしたいと思います。
蒋介石ラインの問題であります。この前もちよつと聞いたのですけれども、まだはつきりいたしませんが、李承晩ラインの向うを張つて、蒋介石が国府ラインというか、蒋介石ラインを台湾の近海に設けたことなのです。これも日本としてはずいぶん迷惑をこうむる話でございますけれども、その後外務省としては蒋介石ラインに対してどういう措置をとられたか、お尋ねいたしたいと思います。
○福田(篤)委員 この問題はやはり国民としても非常に大きな問題ですが、今の蒋介石ライン、それから前からの李承晩ライン、さらに大陸だなのアラフラ海問題、これは政務次官もよく御存じのはずでありますが、かつての満州事変当時からの中国、昔の中華民国の宣伝、国際輿論に対する働きかけというものが実にうまかつたことは御承知の通りであります。日本はこれによつてどのくらい損したかわからぬ。
蒋介石ツインというのですか、李承晩ラインの向うを張つて、蒋介石ラインというのが出て来て、国民政府から外務省にも公報があつたはずであります。あの将ラインというものはどういう原因でできて来たのか、これに対して外務省としはどういうふうに処置して行くつもりなのか、李承晩ラインと同じようにやはり抗議を申し込んで、そういうものの設置をしないように申し入れるつもりであるかどうか、その辺のところをひとつ伺いたい。