葉たばこの栽培につきまして、あの地区は大変に葉たばこ栽培が盛んなところで、葉たばこの被害につきましてはいち早くその対策を講じていただいた、どこよりも早かったということで非常に喜ばれているわけですけれども、最近、新しいところを求めて葉たばこ栽培をやろうという意欲に燃えてつくってみた、ところがまた降灰のためにどうも収穫が皆無とは言わないまでも落ち込んでいくようだ、あるいは被害をかなり受けているという状況
篠崎年子
今委員が御指摘のとおり、島原地区は葉たばこ栽培農家が大変多いところでございます。葉たばこにつきましては、農家に安定して栽培していただくために、毎年耕作者と日本たばこ産業株式会社で契約をいたしまして、そして全量会社が葉たばこを買い取る、こういう制度になっているわけでございます。
比護正史
しかしながら、いわゆる開放体制に即応する、それ以前の体制というのは、まさに製造独占であり、流通独占であって財政物資であるという歴史の流れに、今の葉たばこ栽培というものが存在しておるわけでございます。それも日本の、考えようによれば、そうしたウクライナみたいなことでないところに地域農業として育ったという歴史から見れば、開放体制に即応していくときに、激変というようなものは避けてあげるべきではないか。
竹下登
一つは、農林省が葉たばこ栽培を農政の分野でとらえて、これの基盤整備でございますとか各種金融でございますとか、そういうことをかなり私どもは丁寧にしていただいておるというふうな理解の上に立っております。そういう農政の部分は、これは私からお答えすべき筋ではございませんが、これは農林水産省で当然念頭に置いておられる重要課題の一つだと思います。
竹下登
○多田省吾君 もう一点、葉たばこ栽培に関しまして聞いておきたいと思いますが、葉たばこの全量買い上げ制度はそのまま維持するという内容になっているようでありますけれども、現在たばこ耕作者の数はどのように推移しているのか。また今度葉たばこ審議会をつくって価格と面積について検討するようでありますが、従来のたばこ耕作審議会とどのように違うのか、委員の構成についても伺いたいと思います。
多田省吾
葉たばこの栽培については「散布中葉たばこ栽培地に検出紙を設置し、もし薬剤の飛散が認められた場合には、葉たばこを水洗いする等の措置を講ずる。」こういうようにいろいろ言っておられます。当然のことだと思うのですが、こういった補償基準というものはどういうようにお考えであるか、お答えください。
瀬野栄次郎
その問題に対する考え方といたしまして、これは御承知のように、葉たばこ栽培の合理化といいますか、省力、近代化といいますか、耕作方法、処理方法の改良によりまして、そういった国際競争に負けないようなコストで葉たばこが生産されるというふうに、ぜひ持っていかなければならぬのじゃないか。現在、葉たばこはほとんど九割近くまでは国内産の葉でまかなっておるわけであります。
阪田泰二