1995-01-25 第132回国会 参議院 本会議 第3号 すなわち明治新政府は、慶応三年の大政奉還によって幕府から統治権の委譲を受け、さらに明治二年の落籍奉還によって三百諸侯の地方統治の権限を引き揚げ、一国の統治権のすべてを掌握しました。そして、明治四年に廃藩置県を行い、全国を直接統治するために府知事や県令を派遣したのであります。この中央集権体制は戦後の日本国憲法の制定まで続きました。 星川保松