1991-12-03 第122回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第3号
四点目といたしましては、塩害樹の被害影響度調査、被害対策試験並びに落下リンゴの貯蔵加工適性試験を実施をしております。 また、果樹試験場の専門家等から成ります果樹被害技術対策チームの被害地域への派遣、技術対策チームと県の技術指導者等によります技術対策検討会の開催等、技術指導の徹底等の対策を講じているところでございます。 以上でございます。
四点目といたしましては、塩害樹の被害影響度調査、被害対策試験並びに落下リンゴの貯蔵加工適性試験を実施をしております。 また、果樹試験場の専門家等から成ります果樹被害技術対策チームの被害地域への派遣、技術対策チームと県の技術指導者等によります技術対策検討会の開催等、技術指導の徹底等の対策を講じているところでございます。 以上でございます。
次に、落下リンゴの問題であります。 これは、もうあと二週間くらいで食えるという状態で落下したわけでございます。これは農家の所得があっという間に水に流されてしまったという状況でありますけれども、ジュース加工の問題においても、これはやはり一時的に県内の冷蔵庫に保管されたわけであります。この間の保管料が非常に大きな負担になりました。
落下リンゴの有効利用につきましては、出荷団体、加工業界を通じまして関係者の指導を行っているところでございますが、その大部分の仕向け先でございます加工原料につきましては、貯蔵、搾汁等を計画的、効率的に行っていくことが重要であると考えております。
台風十九号等によります落下リンゴが果汁用としてどれぐらい利用できるかは、ぶし等の晩生種の熟度の問題等々もございまして、今のところ把握し得ず、明確に申し上げられないところでございますけれども、昨年が果汁原料仕向け用が二十二万トンということでございましたが、これを上回るのではないか、このように考えております。
また、青森県下の黒石市ですが、そこではリンゴ栽培農業救農資金というのを十億組みまして、落下リンゴ一箱につき千円貸し付けて、十年返還で五年据え置き、こういうことで手だてをとっているのです。黒石市はそのために八億五千万円のお金を出しているわけですが、このような対策に対してもぜひバックアップを検討していただきたいというふうに考えます。
だから、例えば落下リンゴの加工用への利用についても、これはリンゴ協会で聞いた話ですが、糖度一〇%ならジュース用の規格に十分合う、ふじなどはそういう糖度をはるかに超えているものもあるけれども、しかし、冷蔵保管すればもっと糖度をふやすことができる、この際、お金を出そうじゃないか。青森県と各自治体は一箱二百円の補助を計画しています。