2003-02-26 第156回国会 参議院 憲法調査会 第3号
実際のところ、アイヌ民族初の国会議員であった萱野茂参議院議員が存在したときには、政治過程においても国民的にも注目を集め、アイヌ問題はナショナルイシューとなり、一九九七年にアイヌ文化振興法が制定されるまでに至りましたが、萱野議員が去った後は、アイヌ問題は再び政治の舞台から姿を消した感があります。
実際のところ、アイヌ民族初の国会議員であった萱野茂参議院議員が存在したときには、政治過程においても国民的にも注目を集め、アイヌ問題はナショナルイシューとなり、一九九七年にアイヌ文化振興法が制定されるまでに至りましたが、萱野議員が去った後は、アイヌ問題は再び政治の舞台から姿を消した感があります。
○国務大臣(町村信孝君) 萱野議員、国会に議席を得る以前からこのアイヌ問題に大変熱心に取り組んでこられたこと、また御当選後も国会の中で大変すばらしい活動をされてこられたことに心からまず敬意をあらわさせていただきます。 今委員御指摘の、アイヌ民族の先住民族としての位置づけという御質問でございました。
○国務大臣(町村信孝君) 萱野議員の大変な御努力によりまして法律も制定をされ、また来年度予算も現行の二倍以上にふえまして、二億円を超える予算を文部省でも用意を今させていただき御審議をいただいているところでございますが、これからもさらに努力をしてまいりたいと思っております。何せ実質初年度というようなところもございまして、報告書の中に盛られたすべてを予算化するというわけにもまいりませんでした。
この問題についてはいろいろな経緯がございましたけれども、今も萱野議員御指摘ございました東京宣言におきまして四島の名称を明記しながら、そこに領土の帰属をめぐる問題があることは両国の間ではっきりと確認され、そしてその問題の解決のために努力することも合意されているわけでございます。
萱野議員も、この間この法案が提出されましたときに、長い歴史の経緯を感激を込めて話をされまして、私も、それをお聞きしましたときに大変胸が熱くなって、本当にいたたまれないといいますか、そんな強い感動を覚えたものであります。
あわせて、知識の浅い私が萱野議員の切々たる論陣に感動をいたしますと同時に、これから二、三質問をいたします。この法律は多分全党派の御賛同の中で成立するというふうに思いますが、この後基本方針をつくり、そして基本計画をつくっていくわけでありますから、どうかこの委員会の質疑を十分に成果のあるものにしていただきたい、まずこんなふうに思います。
○風間昶君 もう余り時間がないですから、予定の項目をちょっと飛ばして、萱野議員も原告の一人となって進めてきました北海道二風谷ダム訴訟の札幌地裁判決、三月の末に出たわけですけれども、その中で、建設省とは書いてないけれども、建設省だと思うんですが、建設省による事業認定そのものが違法であって、それに引き続く北海道土地収用委員会裁決も違法である、すなわち収用委員会がアイヌ民族の宗教や文化についてもっと慎重に
○国務大臣(武村正義君) 萱野議員の御質問にお答えします。 まず、金融機関自身のリストラの御指摘がございました。当然のことだと思っております。自助努力により対応すべきものである以上、各金融機関におきましては、店舗網の見直し、人件費を含めた徹底した経費の削減合理化など、経営組織全体を通じた最大限の合理化努力はどうしても必要だというふうに思っております。
○国務大臣(宮下創平君) まず冒頭に、今、萱野議員から当選についてのお話がございましたが、私も、このたび萱野議員がこの国会に席を初めてアイヌということで占められたことに対しては心から敬意を表し、今後の御活躍を期待申し上げたいと存じます。おめでとうございました。 さて、所信表明に関しての一般的な非常に大切な御質問でございます。
(拍手) 総理、萱野議員は、かねてより、アイヌ民族の権利回復のために差別立法である北海道旧土人保護法を廃止しアイヌ新法を制定すべしとして主張をなされてまいりました。我が党もこれを支持してきましたが、政府はこれにこたえ、まずアイヌ民族問題を担当する正式な部門を設置し新法づくりの環境整備を行うべきだと思いますが、総理の御所見を伺いたいと存じます。