1958-08-11 第29回国会 参議院 商工委員会 閉会後第2号
しかしながら、これはいろいろ段階があると思うのでありますが、終戦直後のときのように、あくまでも米国に依存しているというような立場、それから米国に依存はしつつも日本で主導権をとっていこうというような立場、それからさらに、全く一つ日本の立場だけでやろうというように、構想が幾つかに分れていると思うのでありますが、そういう点で三十年でございましたか、一萬田構想といたしまして新聞に報道せられたものがあるのでありますが
しかしながら、これはいろいろ段階があると思うのでありますが、終戦直後のときのように、あくまでも米国に依存しているというような立場、それから米国に依存はしつつも日本で主導権をとっていこうというような立場、それからさらに、全く一つ日本の立場だけでやろうというように、構想が幾つかに分れていると思うのでありますが、そういう点で三十年でございましたか、一萬田構想といたしまして新聞に報道せられたものがあるのでありますが
しからば、先ほどお話しのごとく、一時、一萬田構想あるいは高碕構想と、いろいろ議論されておりましたが、それにつきましても、今日になりますというと、多少事情も変っておりますが、変っていない点と申しますと、あの国の人たちは、日本なりの経済的の協力を得るということを望んでおりますが、それが、ところによりますと、また再び植民地主義になって、英米に今までいじめられておったようなことになっては困る、また一面においては
○大竹平八郎君 今の御答弁によりますと、あれほど大騒ぎいたしましたいわゆる東南アジア構想の一萬田構想も、高碕構想も、あるいは岸構想も、いろいろ現地事情の関係から一応御破算というような形になって、新しいものを特に何か今お考えにたっているという点はないのですか。
経済基盤強化基金を、一萬田構想のすぐれた施策として、あなたは、宣伝している。しかし、このたな上げ資金は、すでに財政法上の重大な過失と違法行為の上に作り上げられているのでありまして、あなたはこの誤まりを直ちに改むべきであります。あなたはその良識がない。あなたは大蔵大臣の職務遂行の教典である財政法を無視しているのであります。
伝えられておるところのいわゆる一萬田構想というか、東南アジア開発銀行の、東南アジア諸国だけで、ひものつかない金を集めていこうという資金の調達方法については、どういうふうに進んでおるのか。またその可能性は、どの程度あるのかということについて、政府部内における現在の話し合いの状態があるならば、お知らせを願いたいと思います。
○松平委員 これは大臣に伺いたいと思うのだけれども、最近新聞等で伝えられた東南アジア開発銀行という一萬田構想です。通産省は、この構想に相談を受けておられますか、どうですか。
一萬田構想というものが、来年度の予算を前にして形成されつつある力ではないか、こう思って、私は念を押してお聞きしておるのでございます。
また、東南アジア開発についても、一萬田大蔵大臣は、ジョンストン氏の来日に際して、アメリカの援助を当てにした東南アジア開発会社という一萬田構想をもってこれに当っておりました。しかし、アメリカの方は、日本のそんなから頼みを問題にはしていないことが、その後のダレス氏の来日や、ロバートソン国務次官補によって、最近明らかにされたのであります。
さればこそ、三十一年度予算においては、すでに一般会計出資わずかに二十億、公募公債は逆に九百億円というがごとき、一萬田構想にとっては、さんたんたる結果を招来せずにはおかないという、そういう結果に相なっておるのであります。
先般ジョンストン氏が参りました直後に、あるいは高碕構想あるいは一萬田構想というものが伝えられ、最近はまた石橋構想というものが伝えられております。
○政府委員(石田正君) お話がございましたところの一萬田構想につきましては、私から、とやこう申し上げることは差し控えさせていただきたいと思います。しかしながら、一般的なものの考え方から申しまして、やはり低開発地域なら低開発地域の開発というものに日本が相当力を入れていくと、こういうことは私は必要だと思います。
○岡三郎君 実際問題として一萬田構想というものが前に出されたというふうに聞いておりますが、これは固まったものではないと承わっておりますが、実際問題として、日本自体というものが東南アジアの経済のまあ一応中心になると言えばおこがましいかもしれませんが、実際的な効果を出すという場合には、やはりそこまで積極的にいかなければならないのじゃないか、賠償問題が一方に大きくあるわけですから、それとタイアップして、もう
さきに米国際開発諮問委員会議長ジョンストン氏が来朝いたしまして、本公社とは別に、東南アジア向け投資に当る公共会社設立の構想を発表いたしまするや、あるいは一萬田構想、あるいは高碕構想などが伝えられ、これに財界また相呼応して、積極的に動き出しているごとくであります。しかしながら、これらの構想は、いまだ具体的の方向が確定いたしておりません。
○春日委員 朝刊各紙に発表されました金融改革に関する一萬田構想、これは、私は重大な意義を持つものだと思うのであります。すなわち、わが国の金融制度がいかにあるべきかということを調査審議するために、今ここに金融制度調査会が新しく設置されんといたしておるのであります。
それから、最近ジョンストンが参りました際も、ジョンストン構想というものが伝えられ、一萬田蔵相がジョンストンをたびたびたずねて話をされ、一萬田構想というものが伝えられております。こういう考え方は、一貫して結局アメリカの資金やいろいろな経済力に便乗して東南アジアに進出しようという計画なのです。これはいわば、アメリカと日本と東南アジアの三角関係です。
そこで伺いたいのでありますが、従来のコロンボ・プランなりポイント・フォア計画なりがはかばかしい効果を上げ得なかった原因はどのような点にあったのか、しかしてこれらの原因と連関しつつ、今回のジョンストン構想なり一萬田構想なりの具体的な内容はどのようなものであり、コロンボ計画等との関係は今後どのようなことになるのかということを伺いたいのであります。