1958-04-09 第28回国会 衆議院 本会議 第27号
(拍手) 私は、一萬田大蔵大臣不信任の第三の理由といたしまして、本年度予算編成において、経済基盤強化基金として総額四百三十六億円の財源を名目上はたな上げして見せて、これをもって緊縮予算であるかのように見せかけておきながら、社会保障、民生安定関係の予算を過酷にも極端に圧縮して、不況下にあえぐ失業者が激増し、勤労者は実質賃金が減少していく現状を、まことに冷酷にもこれを放置しておるということであります。
(拍手) 私は、一萬田大蔵大臣不信任の第三の理由といたしまして、本年度予算編成において、経済基盤強化基金として総額四百三十六億円の財源を名目上はたな上げして見せて、これをもって緊縮予算であるかのように見せかけておきながら、社会保障、民生安定関係の予算を過酷にも極端に圧縮して、不況下にあえぐ失業者が激増し、勤労者は実質賃金が減少していく現状を、まことに冷酷にもこれを放置しておるということであります。
○山手滿男君 私は、ただいま上程されました一萬田大蔵大臣不信任案に対しまして、自由民主党を代表して反対の意思を表明せんとするものであります。(拍手) まず、不信任理由の第一について申し上げます。昨年一萬田大蔵大臣が就任をされました当時以来、世界各国とも、今日まで、いわゆるドル不足に悩んでおります。
私たちは、本院の各位が、国民に対する誠意ある良識に基いて、ただいま提案されておりまする一萬田大蔵大臣不信任案に賛成されるように切望するものであります。 われわれは、以上の理由によって、本不信任案に賛成の意見を申し述べるものであります。(拍手)
国民の代表として、われわれが一萬田大蔵大臣不信任の議決を今ここになさんとすることは、当然の責務でありましょう。(拍手) 一萬田大蔵大臣は、台閣に列せられるとき、おそらく大きな抱負と自信を持って就任せられたと推察いたします。おそらく、乃公出ずんばの慨があったと存じます。その自信がくずれた第一歩は、昨年四月、予算編成に当ってのアメリカとの交渉でありました。
(拍手) 一萬田大蔵大臣、私は、貴下にして省みて心にこたうるところあるならば、すべからく、本動議の採決されるのを待つまでもなく、みずから心を決して国民の前にその責を明らかにされんことを強く要望いたしまして、ここに一萬田大蔵大臣不信任の理由の一端を明らかにして、祖国と民族のために諸君の絶大なる御賛同をお願いいたしまして、私の提案理由の説明を終ります。
一萬田大蔵大臣不信任決議案は、趣旨弁明は春日一幸君であります。趣旨弁明の時間はやはり五十分であります。反対討論は、まだ申し出がございません。本会議開会までに通告があることでございましょう。賛成討論は、社会党石村英雄君、小会派クラブの石野久男君の両君であります。時間はおのおの二十五分、この採決はいずれも記名投票でございます。 これが終りまして日程に入ります。
防衛庁長官船田中君不信任決議案、一萬田大蔵大臣不信任決議案、国務大臣大麻唯男君不信任決議案、労働大臣倉石忠雄君不信任決議案、以上四件が提出になっておりましたが、先刻来理事会等で話し合いの結果、本日のところ、防衛庁長官船田中君と、一萬田大蔵大臣の不信任決議案を、日程に先んじて上程すべしとのことでございます。残余の二決議案は留保と相なっております。さよう決定して御異議ありませんか。
ところが見出しが「一萬田大蔵大臣不信任決議案」となっておりますが、これは間違いでございまして、「大蔵大臣一萬田尚登君不信任決議案」と訂正方をお願いいたします。